1 彼らエルサレムに近づき、オリブ山の邊なるベテパゲに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、2 『向の村にゆけ、やがて繋ぎたる驢馬のその子とともに在るを見ん、解きて我に牽ききたれ。3 誰かもし汝らに何とか言はば「主の用なり」と言へ、さらば直ちに之を遣さん』4 此の事の起りしは、預言者によりて云はれたる言の成就せん爲なり。曰く、5 『シオンの娘に告げよ、「視よ、汝の王、なんぢに來り給ふ。柔和にして驢馬に乘り、軛を負ふ驢馬の子に乘りて」』6 弟子たち往きて、イエスの命じ給へる如くして、7 驢馬とその子とを牽ききたり、己が衣をその上におきたれば、イエス之に乘りたまふ。8 群衆の多くはその衣を途にしき、或者は樹の枝を伐りて途に敷く。9 かつ前にゆき後にしたがふ群衆よばはりて言ふ『ダビデの子にホサナ、讃むべきかな、主の御名によりて來る者。いと高き處にてホサナ』10 遂にエルサレムに入り給へば、都擧りて騷立ちて言ふ『これは誰なるぞ』11 群衆いふ『これガリラヤのナザレより出でたる預言者イエスなり』12 イエス宮に入り、その内なる凡ての賣買する者を逐ひいだし、兩替する者の臺、鴿を賣る者の腰掛を倒して言ひ給ふ、13 『「わが家は祈の家と稱へらるべし」と録されたるに、汝らは之を強盜の巣となす』14 宮にて盲人・跛者ども御許に來りたれば、之を醫したまへり。15 祭司長・學者らイエスの爲し給へる不思議なる業と、宮にて呼はり『ダビデの子にホサナ』と言ひをる子等とを見、憤ほりて、16 イエスに言ふ『なんぢ彼らの言ふところを聞くか』イエス言ひ給ふ『然り「嬰兒乳兒の口に讃美を備へ給へり」とあるを未だ讀まぬか』17 遂に彼らを離れ、都を出でてベタニヤにゆき、そこに宿り給ふ。18 朝早く都にかへる時、イエス飢ゑたまふ。19 路の傍なる一もとの無花果の樹を見て、その下に到り給ひしに、葉のほかに何をも見出さず、之に對ひて『今より後いつまでも果を結ばざれ』と言ひ給へば、無花果の樹たちどころに枯れたり。20 弟子たち之を見、怪しみて言ふ『無花果の樹の斯く立刻に枯れたるは何ぞや』21 イエス答へて言ひ給ふ『まことに汝らに告ぐ、もし汝ら信仰ありて疑はずば、啻に此の無花果の樹にありし如きことを爲し得るのみならず、此の山に「移りて海に入れ」と言ふとも亦成るべし。22 かつ祈のとき何にても信じて求めば、ことごとく得べし』23 宮に到りて教へ給ふとき、祭司長・民の長老ら御許に來りて言ふ『何の權威をもて此等の事をなすか、誰がこの權威を授けしか』24 イエス答へて言ひたまふ『我も一言なんぢらに問はん、もし夫を告げなば、我もまた何の權威をもて此等のことを爲すかを告げん。25 ヨハネのバプテスマは何處よりぞ、天よりか、人よりか』かれら互に論じて言ふ『もし天よりと言はば「何故かれを信ぜざりし」と言はん。26 もし人よりと言はんか、人みなヨハネを預言者と認むれば、我らは群衆を恐る』27 遂に答えて『知らず』と言へり。イエスもまた言ひたまふ『我も何の權威をもて此等のことを爲すか汝らに告げじ。28 なんぢら如何に思ふか、或人ふたりの子ありしが、その兄にゆきて言ふ「子よ、今日、葡萄園に往きて働け」29 答へて「主よ、我ゆかん」と言ひて終に往かず。30 また弟にゆきて同じやうに言ひしに、答へて「往かじ」と言ひたれど、後くいて往きたり。31 この二人のうち孰か父の意を爲しし』彼らいふ『後の者なり』イエス言ひ給ふ『まことに汝らに告ぐ、取税人と遊女とは汝らに先だちて神の國に入るなり。32 それヨハネ義の道をもて來りしに、汝らは彼を信ぜず、取税人と遊女とは信じたり。然るに汝らは之を見し後も、なほ悔改めずして信ぜざりき。33 また一つの譬を聽け、ある家主、葡萄園をつくりて籬をめぐらし、中に酒槽を掘り、櫓を建て、農夫どもに貸して遠く旅立せり。34 果期ちかづきたれば、その果を受取らんとて僕らを農夫どもの許に遣ししに、35 農夫どもその僕らを執へて、一人を打ちたたき、一人をころし、一人を石にて撃てり。36 復ほかの僕らを前よりも多く遣ししに、之をも同じやうに遇へり。37 「わが子は敬ふならん」と言ひて、遂にその子を遣ししに、38 農夫ども此の子を見て互に言ふ「これは世嗣なり、いざ殺して、その嗣業を取らん」39 かくて之をとらへ、葡萄園の外に逐ひ出して殺せり。40 さらば葡萄園の主人きたる時、この農夫どもに何を爲さんか』41 かれら言ふ『その惡人どもを飽くまで滅し、果期におよびて果を納むる他の農夫どもに葡萄園を貸し與ふべし』42 イエス言ひたまふ『聖書に、「造家者らの棄てたる石は、これぞ隅の首石となれる、これ主によりて成れるにて、我らの目には奇しきなり」とあるを汝ら未だ讀まぬか。43 この故に汝らに告ぐ、汝らは神の國をとられ、其の果を結ぶ國人は、之を與へらるべし。44 この石の上に倒るる者はくだけ、又この石、人のうへに倒るれば、其の人を微塵とせん』45 祭司長・パリサイ人ら、イエスの譬をきき、己らを指して語り給へるを悟り、46 イエスを執へんと思へど群衆を恐れたり、群衆かれを預言者とするに因る。
Matthew 21 Cross References - Japanese
Matthew 24:3
3 オリブ山に坐し給ひしとき、弟子たち竊に御許に來りて言ふ『われらに告げ給へ、これらの事は何時あるか、又なんぢの來り給ふと世の終とには、何の兆あるか』
Matthew 26:30
30 彼ら讃美を歌ひて後オリブ山に出でゆく。
Mark 11:1-10
1 彼らエルサレムに近づき、オリブ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、2 『むかひの村にゆけ、其處に入らば、やがて人の未だ乘りたることなき驢馬の子の繋ぎあるを見ん、それを解きて牽き來れ。3 誰かもし汝らに「なにゆゑ然するか」と言はば「主の用なり、彼ただちに返さん」といへ』4 弟子たち往きて、門の外の路に驢馬の子の繋ぎあるを見て解きたれば、5 其處に立つ人々のうちの或者『なんぢら驢馬の子を解きて何とするか』と言ふ。6 弟子たちイエスの告げ給ひし如く言ひしに、彼ら許せり。7 かくて弟子たち驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上に置きたれば、イエス之に乘り給ふ。8 多くの人は己が衣を、或人は野より伐り取りたる樹の枝を途に敷く。9 かつ前に往き後に從ふ者ども呼はりて言ふ『「ホサナ、讃むべきかな、主の御名によりて來る者」10 讃むべきかな、今し來る我らの父ダビデの國。「いと高き處にてホサナ」』
Mark 14:26
26 かれら讃美をうたひて後、オリブ山に出でゆく。
Luke 19:28-38
28 イエス此等のことを言ひてのち、先だち進みてエルサレムに上り給ふ。29 オリブといふ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに近づきし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、30 『向の山にゆけ、其處に入らば、一度も人の乘りたる事なき驢馬の子の繋ぎあるを見ん、それを解きて牽ききたれ。31 誰かもし汝らに「なにゆゑ解くか」と問はば、斯く言ふべし「主の用なり」と』32 遣されたる者ゆきたれば、果して言ひ給ひし如くなるを見る。33 かれら驢馬の子をとく時、その持主ども言ふ『なにゆゑ驢馬の子を解くか』34 答へて言ふ『主の用なり』35 かくて驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上にかけて、イエスを乘せたり。36 その往き給ふとき、人々おのが衣を途に敷く。37 オリブ山の下りあたりまで近づき來り給へば、群れゐる弟子たち皆喜びて、その見しところの能力ある御業につき、聲高らかに神を讃美して言ひ始む、38 『讃むべきかな、主の名によりて來る王。天には平和、至高き處には榮光あれ』
Luke 21:37
37 イエス晝は宮にて教へ、夜は出でてオリブといふ山に宿りたまふ。
Luke 22:39
39 遂に出でて、常のごとくオリブ山に往き給へば、弟子たちも從ふ。
John 8:1
1 イエス、オリブ山にゆき給ふ。
Acts 1:12
12 ここに彼等オリブといふ山よりエルサレムに歸る。この山はエルサレムに近く、安息日の道程なり。
Matthew 26:18
18 イエス言ひたまふ『都にゆき、某のもとに到りて「師いふ、わが時近づけり。われ弟子たちと共に過越を汝の家にて守らん」と言へ』
Mark 11:2-3
Mark 14:13-16
Luke 19:30-32
John 2:5-8
John 3:35
35 父は御子を愛し、萬物をその手に委ね給へり。
John 17:2
2 汝より賜はりし凡ての者に、永遠の生命を與へしめんとて、萬民を治むる權威を子に賜ひたればなり。
Acts 17:25
25 みづから凡ての人に生命と息と萬の物とを與へ給へば、物に乏しき所あるが如く、人の手にて事ふることを要し給はず。
2 Corinthians 8:1-2
2 Corinthians 8:9
9 汝らは我らの主イエス・キリストの恩惠を知る。即ち富める者にて在したれど、汝等のために貧しき者となり給へり。これ汝らが彼の貧窮によりて富める者とならん爲なり。
2 Corinthians 8:16
16 汝らに對する同じ熱心をテトスの心にも賜へる神に感謝す。
James 1:17
17 凡ての善き賜物と凡ての全き賜物とは、上より、もろもろの光の父より降るなり。父は變ることなく、また回轉の影もなき者なり。
Matthew 1:22
22 すべて此の事の起りしは、預言者によりて主の云ひ給ひし言の成就せん爲なり。曰く、
Matthew 26:56
56 されどかくの如くなるは、みな預言者たちの書の成就せん爲なり』ここに弟子たち皆イエスを棄てて逃げさりぬ。
John 12:15
15 『シオンの娘よ、懼るな。視よ、なんぢの王は驢馬の子に乘りて來り給ふ』と有るが如し。
John 19:36-37
Matthew 2:2
2 『ユダヤ人の王とて生れ給へる者は、何處に在すか。我ら東にてその星を見たれば、拜せんために來れり』
Matthew 2:6
6 「ユダの地ベツレヘムよ、汝はユダの長たちの中にて最小き者にあらず、汝の中より一人の君いでて、わが民イスラエルを牧せん」と録されたるなり』
Matthew 11:29
29 我は柔和にして心卑ければ、我が軛を負ひて我に學べ、さらば靈魂に休息を得ん。
Matthew 12:19-20
Mark 11:4-11
4 弟子たち往きて、門の外の路に驢馬の子の繋ぎあるを見て解きたれば、5 其處に立つ人々のうちの或者『なんぢら驢馬の子を解きて何とするか』と言ふ。6 弟子たちイエスの告げ給ひし如く言ひしに、彼ら許せり。7 かくて弟子たち驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上に置きたれば、イエス之に乘り給ふ。8 多くの人は己が衣を、或人は野より伐り取りたる樹の枝を途に敷く。9 かつ前に往き後に從ふ者ども呼はりて言ふ『「ホサナ、讃むべきかな、主の御名によりて來る者」10 讃むべきかな、今し來る我らの父ダビデの國。「いと高き處にてホサナ」』11 遂にエルサレムに到りて宮に入り、凡ての物を見囘し、時はや暮に及びたれば、十二弟子と共にベタニヤに出で往きたまふ。
John 1:49
49 ナタナエル答ふ『ラビ、なんぢは神の子なり、汝はイスラエルの王なり』
John 19:15-22
15 かれら叫びていふ『除け、除け、十字架につけよ』ピラト言ふ『われ汝らの王を十字架につくべけんや』祭司長ら答ふ『カイザルの他われらに王なし』16 ここにピラト、イエスを十字架に釘くるために彼らに付せり。17 彼らイエスを受取りたれば、イエス己に十字架を負ひて、髑髏(ヘブル語にてゴルゴダ)といふ處に出でゆき給ふ。18 其處にて彼らイエスを十字架につく。又ほかに二人の者をともに十字架につけ、一人を右に、一人を左に、イエスを眞中に置けり。19 ピラト罪標を書きて十字架の上に掲ぐ『ユダヤ人の王、ナザレのイエス』と記したり。20 イエスを十字架につけし處は都に近ければ、多くのユダヤ人この標を讀む、標はヘブル、ロマ、ギリシヤの語にて記したり。21 ここにユダヤ人の祭司長らピラトに言ふ『ユダヤ人の王と記さず、我はユダヤ人の王なりと自稱せりと記せ』22 ピラト答ふ『わが記したることは記したるままに』
2 Corinthians 10:1
1 汝らに對し面前にては謙だり、離れゐては勇ましき我パウロ、自らキリストの柔和と寛容とをもて汝らに勸む。
Philippians 2:3-5
John 15:14
14 汝等もし我が命ずる事をおこなはば、我が友なり。
Mark 11:4-8
Luke 19:32-35
John 12:13
13 棕梠の枝をとりて出で迎へ、『「ホサナ、讃むべきかな、主の御名によりて來る者」イスラエルの王』と呼はる。
Matthew 9:27
27 イエス此處より進みたまふ時、ふたりの盲人さけびて『ダビデの子よ、我らを憫みたまへ』と言ひつつ從ふ。
Matthew 21:15
15 祭司長・學者らイエスの爲し給へる不思議なる業と、宮にて呼はり『ダビデの子にホサナ』と言ひをる子等とを見、憤ほりて、
Matthew 23:39
39 われ汝らに告ぐ「讃むべきかな、主の名によりて來る者」と、汝等のいふ時の至るまでは、今より我を見ざるベし』
Luke 2:14
14 『いと高き處には榮光、神にあれ。地には平和、主の悦び給ふ人にあれ』
John 12:13-15
Matthew 2:3
3 ヘロデ王これを聞きて惱みまどふ、エルサレムも皆然り。
Luke 5:21
21 ここに學者・パリサイ人ら論じ出でて言ふ『涜言をいふ此の人は誰ぞ、神より他に誰か罪を赦すことを得べき』
Luke 7:49
49 同席の者ども心の内に『罪をも赦す此の人は誰なるか』と言ひ出づ。
Luke 9:9
9 ヘロデ言ふ『ヨハネは我すでに首斬りたり、然るに斯かる事のきこゆる此の人は誰なるか』かくてイエスを見んことを求めゐたり。
Luke 20:2
2 イエスに語りて言ふ『なにの權威をもて此等の事をなすか、此の權威を授けし者は誰か、我らに告げよ』
John 2:18
18 ここにユダヤ人こたへてイエスに言ふ『なんぢ此等の事をなすからには、我らに何の徴を示すか』
John 12:16-19
Acts 9:5
5 彼いふ『主よ、なんぢは誰ぞ』答へたまふ『われは汝が迫害するイエスなり。
Matthew 2:23
23 ナザレといふ町に到りて住みたり。これは預言者たちに由りて、『彼はナザレ人と呼ばれん』と云はれたる言の成就せん爲なり。
Matthew 16:13-14
Mark 6:15
15 或人は『エリヤなり』といひ、或人は『預言者、いにしへの預言者のごとき者なり』といふ。
Luke 7:16
16 人々みな懼をいだき、神を崇めて言ふ『大なる預言者われらの中に興れり』また言ふ『神その民を顧み給へり』
Luke 7:39
39 イエスを招きたるパリサイ人これを見て、心のうちに言ふ『この人もし預言者ならば、觸る者の誰、如何なる女なるかを知らん、彼は罪人なるに』
Luke 13:33
33 されど今日も明日も次の日も我は進み往くべし。それ預言者のエルサレムの外にて死ぬることは有るまじきなり。
Luke 24:19
19 イエス言ひ給ふ『如何なる事ぞ』答へて言ふ『ナザレのイエスの事なり、彼は神と凡ての民との前にて、業にも言にも能力ある預言者なりしに、
John 1:21
21 また問ふ『さらば何、エリヤなるか』答ふ『然らず』問ふ『かの預言者なるか』答ふ『いな』
John 1:25
25 また問ひて言ふ『なんぢ若しキリストに非ず、またエリヤにも、かの預言者にも非ずば、何故バプテスマを施すか』
John 1:45-46
John 4:19
19 女いふ『主よ、我なんぢを預言者とみとむ。
John 6:14
14 人々その爲し給ひし徴を見ていふ『實にこれは世に來るべき預言者なり』
John 7:40
40 此等の言をききて群衆のうちの或人は『これ眞にかの預言者なり』といひ、
John 9:17
17 ここにまた盲目なりし人に言ふ『なんぢの目をあけしに因り、汝は彼に就きて如何にいふか』彼いふ『預言者なり』
Acts 3:22-23
Acts 7:37
37 イスラエルの子らに「神は汝らの兄弟の中より、我がごとき預言者を起し給はん」と云ひしは此のモーセなり。
Mark 11:11
11 遂にエルサレムに到りて宮に入り、凡ての物を見囘し、時はや暮に及びたれば、十二弟子と共にベタニヤに出で往きたまふ。
Mark 11:15-18
Luke 2:24
24 また主の律法に『山鳩一つがひ或は家鴿の雛二羽』と云ひたるに遵ひて、犧牲を供へん爲なり。
Luke 19:45-47
John 2:14-17
Matthew 2:5
5 かれら言ふ『ユダヤのベツレヘムなり。それは預言者によりて、
Mark 11:17
17 かつ教へて言ひ給ふ『「わが家は、もろもろの國人の祈の家と稱へらるべし」と録されたるにあらずや、然るに汝らは之を「強盜の巣」となせり』
Luke 19:46
46 之に言ひたまふ『「わが家は祈の家たるべし」と録されたるに、汝らは之を強盜の巣となせり』
John 15:25
25 これは彼らの律法に「ひとびと故なくして我を憎めり」と録したる言の成就せん爲なり。
Matthew 4:23
23 イエスあまねくガリラヤを巡り、會堂にて教をなし、御國の福音を宣べつたへ、民の中のもろもろの病、もろもろの疾患をいやし給ふ。
Matthew 9:35
35 イエスあまねく町と村とを巡り、その會堂にて教へ、御國の福音を宣べつたへ、もろもろの病、もろもろの疾患をいやし給ふ。
Matthew 11:4-5
Acts 3:1-9
1 晝の三時いのりの時に、ペテロとヨハネと宮に上りしが、2 ここに生れながらの跛者かかれて來る。宮に入る人より施濟を乞ふために、日々宮の美麗といふ門に置かるるなり。3 ペテロとヨハネとの宮に入らんとするを見て施濟を乞ひたれば、4 ペテロ、ヨハネと共に目を注めて『我らを見よ』と言ふ。5 かれ何をか受くるならんと、彼らを見つめたるに、6 ペテロ言ふ『金銀は我になし、然れど我に有るものを汝に與ふ、ナザレのイエス・キリストの名によりて歩め』7 乃ち右の手を執りて起ししに、足の甲と踝骨とたちどころに強くなりて、8 躍り立ち歩み出して、且あゆみ且をどり、神を讃美しつつ彼らと共に宮に入れり。9 民みな其の歩み、また神を讃美するを見て、
Acts 10:38
38 これは神が聖靈と能力とを注ぎ給ひしナザレのイエスの事にして、彼はくめぐりて善き事をおこなひ、凡て惡魔に制せらるる者を醫せり、神これと偕に在したればなり。
Matthew 21:9
9 かつ前にゆき後にしたがふ群衆よばはりて言ふ『ダビデの子にホサナ、讃むべきかな、主の御名によりて來る者。いと高き處にてホサナ』
Matthew 21:23
23 宮に到りて教へ給ふとき、祭司長・民の長老ら御許に來りて言ふ『何の權威をもて此等の事をなすか、誰がこの權威を授けしか』
Matthew 22:42
42 『なんぢらはキリストに就きて如何に思ふか、誰の子なるか』かれら言ふ『ダビデの子なり』
Matthew 26:3
3 そのとき祭司長・民の長老ら、カヤパといふ大祭司の中庭に集り、
Matthew 26:59
59 祭司長らと全議會と、イエスを死に定めんとて、いつはりの證據を求めたるに、
Matthew 27:1
1 夜明けになりて、凡ての祭司長・民の長老ら、イエスを殺さんと相議り、
Matthew 27:20
20 祭司長・長老ら、群衆にバラバの赦されん事を請はしめ、イエスを亡さんことを勸む。
Mark 11:18
18 祭司長・學者ら之を聞き、如何にしてかイエスを亡さんと謀る、それは群衆みな其の教に驚きたれば、彼を懼れしなり。
Luke 19:39-40
Luke 20:1
1 或日イエス宮にて民を教へ、福音を宣べゐ給ふとき、祭司長・學者らは、長老どもと共に近づき來り、
Luke 22:2
2 祭司長・學者らイエスを殺さんとし、その手段いかにと求む、民を懼れたればなり。
Luke 22:66
66 夜明になりて、民の長老・祭司長・學者ら相集り、イエスをその議會に曳き出して言ふ、
John 4:1
1 主、おのれの弟子を造り、之にバプテスマを施すこと、ヨハネよりも多しと、パリサイ人に聞えたるを知り給ひし時、
John 7:42
42 聖書に、キリストはダビデの裔またダビデの居りし村ベツレヘムより出づと云へるならずや』と言ふ。
John 11:47-49
John 11:57
57 祭司長・パリサイ人らは、イエスを捕へんとて、その在處を知る者あらば、告げ出づべく預て命令したりしなり。
John 12:19
19 パリサイ人ら互に言ふ『見るべし、汝らの謀ることの益なきを。視よ、世は彼に從へり』
Matthew 11:25
25 その時イエス答へて言ひたまふ『天地の主なる父よ、われ感謝す、此等のことを智き者慧き者にかくして、嬰兒に顯し給へり。
Matthew 12:3
3 彼らに言ひ給ふ『ダビデがその伴へる人々とともに飢ゑしとき、爲しし事を讀まぬか。
Matthew 19:4
4 答へて言ひたまふ『人を造り給ひしもの、元始より之を男と女とに造り、而して、
Matthew 22:31
31 死人の復活に就きては、神なんぢらに告げて、
Mark 2:25
25 答へ給ふ『ダビデその伴へる人々と共に乏しくして飢ゑしとき爲しし事を未だ讀まぬか。
John 11:47-48
Acts 4:16-18
Matthew 16:4
4 邪曲にして不義なる代は徴を求む、されどヨナの徴の外に徴は與へられじ』かくて彼らを離れて去り給ひぬ。
Matthew 26:6
6 イエス、ベタニヤにて癩病人シモンの家に居給ふ時、
Mark 3:7
7 イエスその弟子とともに海邊に退き給ひしに、ガリラヤより來れる夥多しき民衆も從ふ。又ユダヤ、
Mark 11:1
1 彼らエルサレムに近づき、オリブ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、
Mark 11:19
19 夕になる毎に、イエス弟子たちと共に都を出でゆき給ふ。
Luke 8:37-38
Luke 10:38
38 かくて彼ら進みゆく間に、イエス或村に入り給へば、マルタと名づくる女おのが家に迎へ入る。
Luke 19:29
29 オリブといふ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに近づきし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、
Luke 24:50
50 遂にイエス彼らをベタニヤに連れゆき、手を擧げて之を祝したまふ。
John 11:1
1 ここに病める者あり、ラザロと云ふ、マリヤとその姉妹マルタとの村ベタニヤの人なり。
John 11:18
18 ベタニヤはエルサレムに近くして、二十五丁ばかりの距離なるが、
John 12:1-3
Matthew 4:2
2 四十日四十夜斷食して、後に飢ゑたまふ。
Matthew 12:1
1 その頃イエス安息日に麥畠をとほり給ひしに、弟子たち飢ゑて穗を摘み、食ひ始めたるを、
Mark 11:12-14
Mark 11:20-24
Luke 4:2
2 惡魔に試みられ給ふ。この間なにをも食はず、日數滿ちてのち餓ゑ給ひたれば、
Hebrews 4:15
15 我らの大祭司は我らの弱を思ひ遣ること能はぬ者にあらず、罪を外にして凡ての事、われらと等しく試みられ給へり。
Mark 11:14
14 イエスその樹に對ひて言ひたまふ『今より後いつまでも、人なんぢの果を食はざれ』弟子たち之を聞けり。
Luke 3:9
9 斧ははや樹の根に置かる。されば凡て善き果を結ばぬ樹は、伐られて火に投げ入れらるべし』
Luke 13:6-9
Luke 19:42-44
John 15:2
2 おほよそ我にありて果を結ばぬ枝は、父これを除き、果を結ぶものは、いよいよ果を結ばせん爲に之を潔めたまふ。
John 15:6
6 人もし我に居らずば、枝のごとく外に棄てられて枯る、人々これを集め火に投げ入れて燒くなり。
2 Timothy 3:5
5 敬虔の貌をとりてその徳を捨つる者とならん、斯かる類の者を避けよ。
Titus 1:16
16 みづから神を知ると言ひあらはせど、其の行爲にては神を否む。彼らは憎むべきもの、服はぬ者、すべての善き業に就きて棄てられたる者なり。
Hebrews 6:7-8
2 Peter 2:20-22
Jude 1:12
12 彼らは汝らと共に宴席に與り、その愛餐の暗礁たり、憚らずして自己をやしなふ牧者、風に逐はるる水なき雲、枯れて又かれ、根より拔かれたる果なき秋の木、
Revelation 22:11
11 不義をなす者はいよいよ不義をなし不淨なる者はいよいよ不淨をなし、義なる者はいよいよ義をおこなひ、清き者はいよいよ清くすべし。
Mark 11:20-21
James 1:10-11
Matthew 8:12
12 御國の子らは外の暗きに逐ひ出され、そこにて哀哭・切齒することあらん』
Matthew 17:20
20 彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』
Mark 11:22-23
Luke 17:6-7
Romans 4:19-20
1 Corinthians 13:2
2 假令われ預言する能力あり、又すべての奧義と凡ての知識とに達し、また山を移すほどの大なる信仰ありとも、愛なくば數ふるに足らず。
James 1:6
6 但し疑ふことなく、信仰をもて求むべし。疑ふ者は、風に動かされて翻へる海の波のごときなり。
Matthew 7:7
7 求めよ、さらば與へられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。
Matthew 7:11
11 さらば、汝ら惡しき者ながら、善き賜物をその子らに與ふるを知る。まして天にいます汝らの父は、求むる者に善き物を賜はざらんや。
Matthew 18:19
19 また誠に汝らに告ぐ、もし汝等のうち二人、何にても求むる事につき地にて心を一つにせば、天にいます我が父は之を成し給ふべし。
Mark 11:24
24 この故に汝らに告ぐ、凡て祈りて願ふ事は、すでに得たりと信ぜよ、さらば得べし。
Luke 11:8-10
John 14:13
13 汝らが我が名によりて願ふことは、我みな之を爲さん、父、子によりて榮光を受け給はんためなり。
John 15:7
7 汝等もし我に居り、わが言なんぢらに居らば、何にても望に隨ひて求めよ、さらば成らん。
John 16:24
24 なんぢら今までは何をも我が名によりて求めたることなし。求めよ、然らば受けん、而して汝らの喜悦みたさるべし。
James 5:16
16 この故に互に罪を言ひ表し、かつ癒されんために相互に祈れ、正しき人の祈ははたらきて大なる力あり。
1 John 3:22
22 且すべて求むる所を神より受くべし。是その誡命を守りて御心にかなふ所を行へばなり。
1 John 5:14-15
Matthew 26:55
55 この時イエス群衆に言ひ給ふ『なんぢら強盜に向ふごとく劍と棒とをもち、我を捕へんとて出で來るか。我は日々宮に坐して教へたりしに、汝ら我を捕へざりき。
Mark 11:27-33
27 かれら又エルサレムに到る。イエス宮の内を歩み給ふとき、祭司長・學者・長老たち御許に來りて、28 『何の權威をもて此等の事をなすか、誰が此等の事を爲すべき權威を授けしか』と言ふ。29 イエス言ひ給ふ『われ一言なんぢらに問はん、答へよ、さらば我も何の權威をもて、此等の事を爲すかを告げん。30 ヨハネのバプテスマは、天よりか、人よりか、我に答へよ』31 彼ら互に論じて言ふ『もし天よりと言はば「何故かれを信ぜざりし」と言はん。32 されど人よりと言はんか……』彼ら群衆を恐れたり、人みなヨハネを實に預言者と認めたればなり。33 遂にイエスに答へて『知らず』と言ふ。イエス言ひ給ふ『われも何の權威をもて此等の事を爲すか、汝らに告げじ』
Luke 19:47-20:8
47 イエス日々宮にて教へたまふ。祭司長・學者ら及び民の重立ちたる者ども、之を殺さんと思ひたれど、
Acts 4:7
7 その中にかの二人を立てて問ふ『如何なる能力いかなる名によりて此の事を行ひしぞ』
Acts 7:27
27 隣を害ふ者モーセを押退けて言ふ「誰が汝を立てて我らの司また審判人とせしぞ、
Matthew 10:16
16 視よ、我なんぢらを遣すは、羊を豺狼のなかに入るるが如し。この故に蛇のごとく慧く、鴿のごとく素直なれ。
Luke 6:9
9 イエス彼らに言ひ給ふ『われ汝らに問はん、安息日に善をなすと惡をなすと、生命を救ふと亡すと、孰かよき』
Colossians 4:6
6 汝らの言は常に惠を用ひ、鹽にて味つけよ。然らば如何にして各人に答ふべきかを知らん。
Matthew 3:1-12
1 その頃バプテスマのヨハネ來り、ユダヤの荒野にて教を宣べて言ふ2 『なんぢら悔改めよ、天國は近づきたり』3 これ預言者イザヤによりて、斯く云はれし人なり、曰く『荒野に呼はる者の聲す「主の道を備へ、その路すぢを直くせよ」』4 このヨハネは駱駝の毛織衣をまとひ、腰に皮の帶をしめ、蝗と野蜜とを食とせり。5 ここにエルサレム及びユダヤ全國、またヨルダンの邊なる全地方の人々、ヨハネの許に出できたり、6 罪を言ひ表し、ヨルダン川にてバプテスマを受けたり。7 ヨハネ、パリサイ人およびサドカイ人のバプテスマを受けんとて、多く來るを見て、彼らに言ふ『蝮の裔よ、誰が汝らに、來らんとする御怒を避くべき事を示したるぞ。8 さらば悔改に相應しき果を結べ。9 汝ら「われらの父にアブラハムあり」と心のうちに言はんと思ふな。我なんぢらに告ぐ、神は此らの石よりアブラハムの子らを起し得給ふなり。10 斧ははや樹の根に置かる。されば凡て善き果を結ばぬ樹は、伐られて火に投げ入れらるべし。11 我は汝らの悔改のために、水にてバプテスマを施す。されど我より後にきたる者は、我よりも能力あり、我はその鞋をとるにも足らず、彼は聖靈と火とにて汝らにバプテスマを施さん。12 手には箕を持ちて禾場をきよめ、その麥は倉に納め、殼は消えぬ火にて燒きつくさん』
Matthew 11:7-15
7 彼らの歸りたるをり、ヨハネの事を群衆に言ひ出でたまふ『なんぢら何を眺めんとて野に出でし、風にそよぐ葦なるか。8 さらば何を見んとて出でし、柔かき衣を著たる人なるか。視よ、やはらかき衣を著たる者は、王の家に在り。9 さらば何のために出でし、預言者を見んとてか。然り、汝らに告ぐ、預言者よりも勝る者なり。10 「視よ、わが使をなんぢの顏の前につかはす。彼はなんぢの前に、なんぢの道をそなへん」と録されたるは此の人なり。11 誠に汝らに告ぐ、女の産みたる者のうち、バプテスマのヨハネより大なる者は起らざりき。されど天國にて小き者も、彼よりは大なり。12 バプテスマのヨハネの時より今に至るまで、天國は烈しく攻めらる、烈しく攻むる者はこれを奪ふ。13 凡ての預言者と律法との預言したるは、ヨハネの時までなり。14 もし汝等わが言をうけんことを願はば、來るべきエリヤは此の人なり、15 耳ある者は聽くべし。
Matthew 17:12-13
Mark 1:1-11
1 神の子イエス、キリストの福音の始。2 預言者イザヤの書に、『視よ、我なんぢの顏の前に、わが使を遣す、彼なんぢの道を設くべし。3 荒野に呼はる者の聲す、「主の道を備へ、その路すぢを直くせよ」』、と録されたる如く、4 バプテスマのヨハネ出で、荒野にて罪の赦を得さする悔改のバプテスマを宣傳ふ。5 ユダヤ全國またエルサレムの人々、みな其の許に出で來りて罪を言ひあらはし、ヨルダン川にてバプテスマを受けたり。6 ヨハネは駱駝の毛織を著、腰に皮の帶して、蝗と野蜜とを食へり。7 かれ宣傳へて言ふ『我よりも力ある者、わが後に來る。我は屈みてその鞋の紐をとくにも足らず、8 我は水にて汝らにバプテスマを施せり。されど彼は聖靈にてバプテスマを施さん』9 その頃イエス、ガリラヤのナザレより來り、ヨルダンにてヨハネよりバプテスマを受け給ふ。10 かくて水より上るをりしも、天さけゆき、御靈、鴿のごとく己に降るを見給ふ。11 かつ天より聲出づ『なんぢは我が愛しむ子なり、我なんぢを悦ぶ』
Luke 1:11-17
Luke 1:67-80
67 かくて父ザカリヤ聖靈にて滿され預言して言ふ、68 『讃むべきかな、主イスラエルの神、その民をかへりみて贖罪をなし、69 我らのために救の角を、その僕ダビデの家に立て給へり。70 これぞ古へより聖預言者の口をもて言ひ給ひし如く、71 我らを仇より、凡て我らを憎む者の手より、取り出したまふ救なる。72 我らの先祖に憐憫を垂れ、その聖なる契約を思し、73 我らの先祖アブラハムに立て給ひし御誓を忘れずして、74 我らを仇の手より救ひ、生涯、主の御前に、75 聖と義とをもて懼なく事へしめたまふなり。76 幼兒よ、なんぢは至高者の預言者と稱へられん。これ主の御前に先だちゆきて、其の道を備へ、77 主の民に罪の赦による救を知らしむればなり。78 これ我らの神の深き憐憫によるなり。この憐憫によりて朝のひかり、上より臨み、79 暗黒と死の蔭とに坐する者をてらし、我らの足を平和の路にみちびかん』80 かくて幼兒は漸に成長し、その靈強くなり、イスラエルに現るる日まで荒野にゐたり。
Luke 3:2-20
2 アンナスとカヤパとは大祭司たりしとき、神の言、荒野にてザカリヤの子ヨハネに臨む。3 かくてヨルダン河の邊なる四方の地にゆき、罪の赦を得さする悔改のバプテスマを宣傳ふ。4 預言者イザヤの言の書に『荒野に呼はる者の聲す。「主の道を備へ、その路すじを直くせよ。5 諸の谷は埋められ、諸の山と岡とは平げられ、曲りたるは直く、嶮しきは坦かなる路となり、6 人みな神の救を見ん」』と録されたるが如し。7 さてヨハネ、バプテスマを受けんとて出できたる群衆にいふ『蝮の裔よ、誰が汝らに、來らんとする御怒を避くべき事を示したるぞ。8 さらば悔改に相應しき果を結べ。なんぢら「我らの父にアブラハムあり」と心のうちに言ひ始むな。我なんぢらに告ぐ、神はよく此らの石よりアブラハムの子等を起し得給ふなり。9 斧ははや樹の根に置かる。されば凡て善き果を結ばぬ樹は、伐られて火に投げ入れらるべし』10 群衆ヨハネに問ひて言ふ『さらば我ら何を爲すべきか』11 答へて言ふ『二つの下衣をもつ者は、有たぬ者に分け與へよ。食物を有つ者もまた然せよ』12 取税人もバプテスマを受けんとて來りて言ふ『師よ、我ら何を爲すべきか』13 答へて言ふ『定りたるものの外、なにをも促るな』14 兵卒もまた問ひて言ふ『我らは何を爲すべきか』答へて言ふ『人を劫かし、また誣ひ訴ふな、己が給料をもて足れりとせよ』15 民、待ち望みゐたれば、みな心の中にヨハネをキリストならんかと論ぜしに、16 ヨハネ凡ての人に答へて言ふ『我は水にて汝らにバプテスマを施す、されど我よりも能力ある者きたらん、我はその鞋の紐を解くにも足らず。彼は聖靈と火とにて汝らにバプテスマを施さん。17 手には箕を持ちたまふ。禾場をきよめ、麥を倉に納めんとてなり。而して殼は消えぬ火にて焚きつくさん』18 ヨハネこの他なほ、さまざまの勸をなして、民に福音を宣傳ふ。19 然るに國守ヘロデ、その兄弟の妻ヘロデヤの事につき、又その行ひたる凡ての惡しき事につきて、ヨハネに責められたれば、20 更に復一つの惡しき事を加へて、ヨハネを獄に閉ぢこめたり。
Luke 7:28-35
28 われ汝らに告ぐ、女の産みたる者の中、ヨハネより大なる者はなし。されど神の國にて小き者も、彼よりは大なり。29 (凡ての民これを聞きて、取税人までも神を正しとせり。ヨハネのバプテスマを受けたるによる。30 されどパリサイ人・教法師らは、其のバプテスマを受けざりしにより、各自にかかはる神の御旨をこばみたり)31 さればわれ今の代の人を何に比へん。彼らは何に似たるか。32 彼らは、童市場に坐し、たがひに呼びて「われら汝らの爲に笛吹きたれど、汝ら躍らず。歎きたれど、汝ら泣かざりき」と云ふに似たり。33 それはバプテスマのヨハネ來りて、パンをも食はず葡萄酒をも飮まねば、「惡鬼に憑かれたる者なり」と汝ら言ひ、34 人の子きたりて飮食すれば「視よ、食を貪り、酒を好む人、また取税人・罪人の友なり」と汝ら言ふなり。35 されど智慧は己が凡ての子によりて正しとせらる』
Luke 20:5
5 彼ら互に論じて言ふ『もし「天より」と言はば「なに故かれを信ぜざりし」と言はん。
John 1:6
6 神より遣されたる人いでたり、その名をヨハネといふ。
John 1:15
15 ヨハネ彼につきて證をなし、呼はりて言ふ『「わが後にきたる者は我に勝れり、我より前にありし故なり」と、我が曾ていへるは此の人なり』
John 1:25-34
25 また問ひて言ふ『なんぢ若しキリストに非ず、またエリヤにも、かの預言者にも非ずば、何故バプテスマを施すか』26 ヨハネ答へて言ふ『我は水にてバプテスマを施す。なんじらの中に汝らの知らぬもの一人たてり。27 即ち我が後にきたる者なり、我はその鞋の紐を解くにも足らず』28 これらの事は、ヨハネのバプテスマを施しゐたりしヨルダンの向なるベタニヤにてありしなり。29 明くる日ヨハネ、イエスの己が許にきたり給ふを見ていふ『視よ、これぞ世の罪を除く神の羔羊。30 われ曾て「わが後に來る人あり、我にまされり、我より前にありし故なり」と云ひしは此の人なり。31 我もと彼を知らざりき。然れど彼のイスラエルに顯れんために、我きたりて水にてバプテスマを施すなり』32 ヨハネまた證をなして言ふ『われ見しに、御靈鴿のごとく天より降りて、その上に止れり。33 我もと彼を知らざりき。されど我を遣し水にてバプテスマを施させ給ふもの、我に告げて「なんぢ御靈くだりて或人の上に止るを見ん、これぞ聖靈にてバプテスマを施す者なる」といひ給へり。34 われ之を見て、その神の子たるを證せしなり』
John 3:18
18 彼を信ずる者は審かれず、信ぜぬ者は既に審かれたり。神の獨子の名を信ぜざりしが故なり。
John 3:26-36
26 彼らヨハネの許に來りて言ふ『ラビ、視よ、汝とともにヨルダンの彼方にありし者、なんぢが證せし者、バプテスマを施し、人みなその許に往くなり』27 ヨハネ答へて言ふ『人は天より與へられずば、何をも受くること能はず。28 「我はキリストにあらず」唯「その前に遣されたる者なり」と我が言ひしことに就きて證する者は汝らなり。29 新婦をもつ者は新郎なり、新郎の友は、立ちて新郎の聲をきくとき大に喜ぶ、この我が勸喜いま滿ちたり。30 彼は必ず盛になり、我は衰ふべし』31 上より來るものは凡ての物の上にあり、地より出づるものは地の者にして、その語ることも地の事なり。天より來るものは凡ての物の上にあり。32 彼その見しところ聞きしところを證したまふに、誰もその證を受けず。33 その證を受くる者は、印して神を眞なりとす。34 神の遣し給ひし者は神の言をかたる、神、御靈を賜ひて量りなければなり。35 父は御子を愛し、萬物をその手に委ね給へり。36 御子を信ずる者は永遠の生命をもち、御子に從はぬ者は生命を見ず、反つて神の怒その上に止るなり。
John 5:33-36
John 5:44-47
John 10:25-26
John 12:37-43
37 かく多くの徴を人々の前におこなひ給ひたれど、なほ彼を信ぜざりき。38 これ預言者イザヤの言の成就せん爲なり。曰く『主よ、我らに聞きたる言を誰か信ぜし。主の御腕は誰にあらはれし』39 彼らが信じ得ざりしは此の故なり。即ちイザヤまた云へらく、40 『彼らの眼を暗くし、心を頑固にし給へり。これ目にて見、心にて悟り、ひるがへりて、我に醫さるる事なからん爲なり』41 イザヤの斯く云へるは、その榮光を見し故にて、イエスに就きて語りしなり。42 されど司たちの中にもイエスを信じたるもの多かりしが、パリサイ人の故によりて言ひ顯すことをせざりき、除名せられん事を恐れたるなり。43 彼らは神の譽よりも人の譽を愛でしなり。
1 John 3:20
20 神は我らの心よりも大にして一切のことを知り給へばなり。
Matthew 11:9
9 さらば何のために出でし、預言者を見んとてか。然り、汝らに告ぐ、預言者よりも勝る者なり。
Matthew 14:5
5 かくてヘロデ、ヨハネを殺さんと思へど、群衆を懼れたり。群衆ヨハネを預言者とすればなり。
Matthew 21:46
46 イエスを執へんと思へど群衆を恐れたり、群衆かれを預言者とするに因る。
Mark 6:20
20 それはヘロデ、ヨハネの義にして聖なる人たるを知りて、之を畏れ、之を護り、且つその教をききて、大に惱みつつも、なほ喜びて聽きたる故なり。
Mark 11:32
32 されど人よりと言はんか……』彼ら群衆を恐れたり、人みなヨハネを實に預言者と認めたればなり。
Mark 12:12
12 ここに彼等イエスを執へんと思ひたれど、群衆を恐れたり、この譬の己らを指して言ひ給へるを悟りしに因る。遂にイエスを離れて去り往けり。
Luke 20:6
6 もし「人より」と言はんか、民みなヨハネを預言者と信ずるによりて、我らを石にて撃たん』
Luke 20:19
19 此のとき學者・祭司長ら、イエスに手をかけんと思ひたれど、民を恐れたり。この譬の己どもを指して言ひ給へるを悟りしに因る。
John 5:35
35 かれは燃えて輝く燈火なりしが、汝等その光にありて暫時よろこぶ事をせり。
John 9:22
22 兩親のかく言ひしはユダヤ人を懼れたるなり。ユダヤ人ら相議りて『若しイエスをキリストと言ひ顯す者あらば、除名すべし』と定めたるに因る。
John 10:41-42
Acts 5:26
26 ここに宮守頭、下役を伴ひて出でゆき、彼らを曳き來る。されど手暴きことをせざりき、これ民より石にて打たれんことを恐れたるなり。
Matthew 15:14
14 彼らを捨ておけ、盲人を手引する盲人なり、盲人もし盲人を手引せば、二人とも穴に落ちん』
Matthew 16:3
3 また朝には「そら赤くして曇る故に、今日は風雨ならん」と言ふ。なんぢら空の氣色を見分くることを知りて、時の徴を見分くること能はぬか。
Matthew 23:16-28
16 禍害なるかな、盲目なる手引よ、なんぢらは言ふ「人もし宮を指して誓はば事なし、宮の黄金を指して誓はば果さざるベからず」と。17 愚にして盲目なる者よ、黄金と黄金を聖ならしむる宮とは孰か貴き。18 なんぢら又いふ「人もし祭壇を指して誓はば事なし、其の上の供物を指して誓はば果さざるベからず」と。19 盲目なる者よ、供物と供物を聖ならしむる祭壇とは孰か貴き。20 されば祭壇を指して誓ふ者は、祭壇とその上の凡ての物とを指して誓ふなり。21 宮を指して誓ふ者は、宮とその内に住みたまふ者とを指して誓ふなり。22 また天を指して誓ふ者は、神の御座とその上に坐したまふ者とを指して誓ふなり。23 禍害なるかな、僞善なる學者、パリサイ人よ、汝らは薄荷・蒔蘿・クミンの十分の一を納めて、律法の中にて尤も重き公平と憐憫と忠信とを等閑にす。されど之は行ふべきものなり、而して、彼もまた等閑にすべきものならず。24 盲目なる手引よ、汝らは蚋を漉し出して駱駝を呑むなり。25 禍害なるかな、僞善なる學者、パリサイ人よ、汝らは酒杯と皿との外を潔くす、されど内は貪慾と放縱とにて滿つるなり。26 盲目なるパリサイ人よ、汝まづ酒杯の内を潔めよ、さらば外も潔くなるべし。27 禍害なるかな、僞善なる學者、パリサイ人よ、汝らは白く塗りたる墓に似たり、外は美しく見ゆれども、内は死人の骨とさまざまの穢とにて滿つ。28 かくのごとく汝らも外は人に正しく見ゆれども、内は僞善と不法とにて滿つるなり。
Luke 20:7-8
John 9:30
30 答へて言ふ『その何處よりかを知らずとは怪しき事なり、彼わが目をあけしに。
John 9:40-41
Romans 1:18-22
Romans 1:28
28 また神を心に存むるを善しとせざれば、神もその邪曲なる心の隨に爲まじき事をするに任せ給へり。
2 Corinthians 4:3
3 もし我らの福音おほはれ居らば、亡ぶる者に覆はれをるなり。
2 Thessalonians 2:9-10
Matthew 17:25
25 ペテロ『納む』と言ひ、やがて家に入りしに、逸速くイエス言ひ給ふ『シモンいかに思ふか、世の王たちは税または貢を誰より取るか、己が子よりか、他の者よりか』
Matthew 20:1
1 天國は勞動人を葡萄園に雇ふために、朝早く出でたる主人のごとし。
Matthew 20:5-7
Matthew 21:33
33 また一つの譬を聽け、ある家主、葡萄園をつくりて籬をめぐらし、中に酒槽を掘り、櫓を建て、農夫どもに貸して遠く旅立せり。
Matthew 22:17
17 されば我らに告げたまへ、貢をカイザルに納むるは可きか、惡しきか、如何に思ひたまふ』
Mark 13:34
34 例へば家を出づる時、その僕どもに權を委ねて、各自の務を定め、更に門守に、目を覺しをれと命じ置きて、遠く旅立したる人のごとし。
Luke 13:4
4 又シロアムの櫓たふれて、壓し殺されし十八人は、エルサレムに住める凡ての人に勝りて、罪の負債ある者なりしと思ふか。
Luke 15:11-32
11 また言ひたまふ『或人に二人の息子あり、12 弟、父に言ふ「父よ、財産のうち我が受くべき分を我にあたへよ」父その身代を二人に分けあたふ。13 幾日も經ぬに、弟おのが物をことごとく集めて、遠國にゆき、其處にて放蕩にその財産を散せり。14 ことごとく費したる後、その國に大なる饑饉おこり、自ら乏しくなり始めたれば、15 往きて其の地の或人に依附りしに、其の人かれを畑に遣して豚を飼はしむ。16 かれ豚の食ふ蝗豆にて、己が腹を充さんと思ふ程なれど、何をも與ふる人なかりき。17 此のとき我に反りて言ふ『わが父の許には食物あまれる雇人いくばくぞや、然るに我は飢ゑてこの處に死なんとす。18 起ちて我が父にゆき「父よ、われは天に對し、また汝の前に罪を犯したり。19 今より汝の子と稱へらるるに相應しからず、雇人の一人のごとく爲し給へ』と言はん」20 乃ち起ちて其の父のもとに往く。なほ遠く隔りたるに、父これを見て憫み、走りゆき、其の頸を抱きて接吻せり。21 子、父にいふ「父よ、我は天に對し又なんぢの前に罪を犯したり。今より汝の子と稱へらるるに相應しからず」22 されど父、僕どもに言ふ「とくとく最上の衣を持ち來りて之に著せ、その手に指輪をはめ、其の足に鞋をはかせよ。23 また肥えたる犢を牽ききたりて屠れ、我ら食して樂しまん。24 この我が子、死にて復生き、失せて復得られたり」かくて彼ら樂しみ始む。25 然るに其の兄、畑にありしが、歸りて家に近づきたるとき、音樂と舞踏との音を聞き、26 僕の一人を呼びてその何事なるかを問ふ。27 答へて言ふ「なんぢの兄弟歸りたり、その恙なきを迎へたれば、汝の父肥えたる犢を屠れるなり」28 兄怒りて内に入ることを好まざりしかば、父いでて勸めしに、29 答へて父に言ふ「視よ、我は幾歳もなんぢに仕へて、未だ汝の命令に背きし事なきに、我には小山羊一匹だに與へて友と樂しましめし事なし。30 然るに遊女らと共に、汝の身代を食ひ盡したる此の汝の子歸り來れば、之がために肥えたる犢を屠れり」31 父いふ「子よ、なんぢは常に我とともに在り、わが物は皆なんぢの物なり。32 されど此の汝の兄弟は死にて復生き、失せて復得られたれば、我らの樂しみ喜ぶは當然なり」』
1 Corinthians 10:15
15 され慧き者に言ふごとく言はん、我が言ふところを判斷せよ。
1 Corinthians 15:58
58 然れば我が愛する兄弟よ、確くして搖くことなく、常に勵みて主の事を務めよ、汝等その勞の、主にありて空しからぬを知ればなり。
Matthew 3:2-8
Matthew 21:31
31 この二人のうち孰か父の意を爲しし』彼らいふ『後の者なり』イエス言ひ給ふ『まことに汝らに告ぐ、取税人と遊女とは汝らに先だちて神の國に入るなり。
Luke 15:17-18
Acts 26:20
20 先づダマスコに居るもの、次にエルサレム及びユダヤ全國、また異邦人にまで、悔改めて神に立ちかへり、其の悔改にかなふ業をなすべきことを宣傅へたり。
1 Corinthians 6:11
11 汝等のうち曩には斯くのごとき者ありしかど、主イエス・キリストの名により、我らの神の御靈によりて、己を洗ひかつ潔められ、かつ義とせらるることを得たり。
Ephesians 2:1-13
1 汝ら前には咎と罪とによりて死にたる者にして、2 この世の習慣に從ひ、空中の權を執る宰、すなはち不從順の子らの中に今なほ働く靈の宰にしたがひて歩めり。3 我等もみな前には彼らの中にをり、肉の慾に從ひて日をおくり、肉と心との欲する隨をなし、他の者のごとく生れながら怒の子なりき。4 されど神は憐憫に富み給ふが故に、我らを愛する大なる愛をもて、5 咎によりて死にたる我等をすら、キリスト・イエスに由りてキリストと共に活し、(汝らの救はれしは恩惠によれり)6 共に甦へらせ、共に天の處に坐せしめ給へり。7 これキリスト・イエスに由りて我らに施したまふ仁慈をもて、其の恩惠の極めて大なる富を、來らんとする後の世々に顯さんとてなり。8 汝らは恩惠により、信仰によりて救はれたり、是おのれに由るにあらず、神の賜物なり。9 行爲に由るにあらず、これ誇る者のなからん爲なり。10 我らは神に造られたる者にして、神の預じめ備へ給ひし善き業に歩むべく、キリスト・イエスの中に造られたるなり。11 されば記憶せよ、肉によりては異邦人にして、手にて肉に行ひたるかの割禮ありと稱ふる者に無割禮と稱へらるる汝ら、12 曩にはキリストなく、イスラエルの民籍に遠く、約束に屬する諸般の契約に與りなく、世に在りて希望なく、神なき者なりき。13 されど前に遠かりし汝ら今キリスト・イエスに在りて、キリストの血によりて近づくことを得たり。
Ephesians 4:17-19
Matthew 23:3
3 されば凡てその言ふ所は守りて行へ、されどその所作には效ふな、彼らは言ふのみにて行はぬなり。
Romans 2:17-25
Matthew 5:18
18 誠に汝らに告ぐ、天地の過ぎ往かぬうちに、律法の一點、一畫も廢ることなく、ことごとく全うせらるべし。
Matthew 6:5
5 なんぢら祈るとき、僞善者の如くあらざれ。彼らは人に顯さんとて、會堂や大路の角に立ちて祈ることを好む。誠に汝らに告ぐ、かれらは既にその報を得たり。
Matthew 7:21
21 我に對ひて主よ主よといふ者、ことごとくは天國に入らず、ただ天にいます我が父の御意をおこなふ者のみ、之に入るべし。
Matthew 9:9
9 イエス此處より進みて、マタイといふ人の收税所に坐しをるを見て『我に從へ』と言ひ給へば、立ちて從へり。
Matthew 12:50
50 誰にても天にいます我が父の御意をおこなふ者は、即ち我が兄弟、わが姉妹、わが母なり』
Matthew 18:3
3 『まことに汝らに告ぐ、もし汝ら飜へりて幼兒の如くならずば、天國に入るを得じ。
Matthew 20:16
16 かくのごとく後なる者は先に、先なる者は後になるべし』
Luke 7:29
29 (凡ての民これを聞きて、取税人までも神を正しとせり。ヨハネのバプテスマを受けたるによる。
Luke 7:37-50
37 視よ、この町に罪ある一人の女あり。イエスのパリサイ人の家にて食事の席にゐ給ふを知り、香油の入りたる石膏の壺を持ちきたり、38 泣きつつ御足近く後にたち、涙にて御足をうるほし、頭の髮にて之を拭ひ、また御足に接吻して香油を抹れり。39 イエスを招きたるパリサイ人これを見て、心のうちに言ふ『この人もし預言者ならば、觸る者の誰、如何なる女なるかを知らん、彼は罪人なるに』40 イエス答へて言ひ給ふ『シモン、我なんぢに言ふことあり』シモンいふ『師よ、言ひたまへ』41 『或債主に二人の負債者ありて、一人はデナリ五百、一人は五十の負債せしに、42 償ひかたなければ、債主この二人を共に免せり。されば二人のうち債主を愛すること孰か多き』43 シモン答へて言ふ『われ思ふに、多く免されたる者ならん』イエス言ひ給ふ『なんぢの判斷は當れり』44 かくて女の方に振向きてシモンに言ひ給ふ『この女を見るか。我なんぢの家に入りしに、なんぢは我に足の水を與へず、此の女は涙にて我足を濡し、頭髮にて拭へり。45 なんぢは我に接吻せず、此の女は我が入りし時より、我が足に接吻して止まず。46 なんぢは我が頭に油を抹らず、此の女は我が足に香油を抹れり。47 この故に我なんぢに告ぐ、この女の多くの罪は赦されたり。その愛すること大なればなり。赦さるる事の少き者は、その愛する事もまた少し』48 遂に女に言ひ給ふ『なんぢの罪は赦されたり』49 同席の者ども心の内に『罪をも赦す此の人は誰なるか』と言ひ出づ。50 ここにイエス女に言ひ給ふ『なんぢの信仰なんぢを救へり、安らかに往け』
Luke 15:1-2
Luke 15:10
10 われ汝らに告ぐ、かくのごとく悔改むる一人の罪人のために、神の使たちの前に歡喜あるべし』
Luke 19:9-10
Luke 19:22
22 王いふ「惡しき僕、われ汝の口によりて汝を審かん。我の嚴しき人にて、置かぬものを取り、播かぬものを刈るを知るか。
Acts 17:30
30 神はかかる無知の時代を見過しにし給ひしが、今は何處にても凡ての人に悔改むべきことを告げたまふ。
Romans 3:19
19 それ律法の言ふところは律法の下にある者に語ると我らは知る、これは凡ての口ふさがり、神の審判に全世界の服せん爲なり。
Romans 5:20
20 律法の來りしは咎の増さんためなり。されど罪の増すところには恩惠も彌増せり。
Romans 9:30-33
1 Timothy 1:13-16
2 Peter 3:9
9 主その約束を果すに遲きは、或人の遲しと思ふが如きにあらず、ただ一人の亡ぶるをも望み給はず、凡ての人の悔改に至らんことを望みて汝らを永く忍び給ふなり。
Matthew 11:18
18 それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ、
Matthew 21:25
25 ヨハネのバプテスマは何處よりぞ、天よりか、人よりか』かれら互に論じて言ふ『もし天よりと言はば「何故かれを信ぜざりし」と言はん。
Luke 3:8-13
Luke 7:29-30
John 5:33-40
33 なんぢら前に人をヨハネに遣ししに、彼は眞につきて證せり。34 我は人よりの證を受くる事をせねど、唯なんぢらの救はれん爲に之を言ふ。35 かれは燃えて輝く燈火なりしが、汝等その光にありて暫時よろこぶ事をせり。36 されど我にはヨハネの證よりも大なる證あり。父の我にあたへて成し遂げしめ給ふわざ、即ち我がおこなふ業は、我につきて父の我を遣し給ひたるを證し、37 また我をおくり給ひし父も、我につきて證し給へり。汝らは未だその御聲を聞きし事なく、その御形を見し事なし。38 その御言は汝らの衷にとどまらず、その遣し給ひし者を信ぜぬに因りて知らるるなり。39 汝らは聖書に永遠の生命ありと思ひて之を査ぶ、されどこの聖書は我につきて證するものなり。40 然るに汝ら生命を得んために我に來るを欲せず。
Acts 13:25-29
2 Timothy 2:25
25 逆ふ者をば柔和をもて戒むべし、神あるひは彼らに悔改むる心を賜ひて眞理を悟らせ給はん。
Hebrews 3:12
12 兄弟よ、心せよ、恐らくは汝等のうち活ける神を離れんとする不信仰の惡しき心を懷く者あらん。
Hebrews 6:6-8
6 墮落する者は更にまた自ら神の子を十字架に釘けて肆し者とする故に、再びこれを悔改に立返らすること能はざるなり。
2 Peter 2:21
21 義の道を知りて、その傳へられたる聖なる誡命を去り往かんよりは寧ろ義の道を知らぬを勝れりとす。
Revelation 2:21
21 我かれに悔改むる機を與ふれど、その淫行を悔改むることを欲せず。
Matthew 13:18
18 されば汝ら種播く者の譬を聽け。
Matthew 21:28
28 なんぢら如何に思ふか、或人ふたりの子ありしが、その兄にゆきて言ふ「子よ、今日、葡萄園に往きて働け」
Matthew 23:2
2 『學者とパリサイ人とはモーセの座を占む。
Matthew 25:14-15
Mark 12:1-12
1 イエス譬をもて彼らに語り出で給ふ『ある人、葡萄園を造り、籬を環らし、酒槽の穴を掘り、櫓をたて、農夫どもに貸して、遠く旅立せり。2 時いたりて農夫より葡萄園の所得を受取らんとて、僕をその許に遣ししに、3 彼ら之を執へて打ちたたき、空手にて歸らしめたり。4 又ほかの僕を遣ししに、その首に傷つけ、かつ辱しめたり。5 また他の者を遣ししに、之を殺したり。又ほかの多くの僕をも、或は打ち或は殺したり。6 なほ一人あり、即ち其の愛しむ子なり「わが子は敬ふならん」と言ひて、最後に之を遣ししに、7 かの農夫ども互に言ふ「これは世嗣なり、いざ之を殺さん、さらばその嗣業は、我らのものとなるべし」8 乃ち執へて之を殺し、葡萄園の外に投げ棄てたり。9 さらば葡萄園の主、なにを爲さんか、來りて農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし。10 汝ら聖書に「造家者らの棄てたる石は、これぞ隅の首石となれる。11 これ主によりて成れるにて、我らの目には奇しきなり」とある句をすら讀まぬか』12 ここに彼等イエスを執へんと思ひたれど、群衆を恐れたり、この譬の己らを指して言ひ給へるを悟りしに因る。遂にイエスを離れて去り往けり。
Luke 19:12
12 乃ち言ひたまふ『或貴人、王の權を受けて歸らんとて遠き國へ往くとき、
Luke 20:9-19
9 かくて次の譬を民に語りいで給ふ『ある人、葡萄園を造りて農夫どもに貸し、遠く旅立して久しくなりぬ。10 時至りて、葡萄園の所得を納めしめんとて、一人の僕を農夫の許に遣ししに、農夫ども之を打ちたたき、空手にて歸らしめたり。11 又ほかの僕を遣ししに、之をも打ちたたき、辱しめ、空手にて歸らしめたり。12 なほ三度めの者を遣ししに、之をも傷つけて逐ひ出したり。13 葡萄園の主いふ「われ何を爲さんか。我が愛しむ子を遣さん、或は之を敬ふなるべし」14 農夫ども之を見て互に論じて言ふ「これは世嗣なり。いざ殺して其の嗣業を我らの物とせん」15 かくてこれを葡萄園の外に逐ひ出して殺せり。さらば葡萄園の主かれらに何を爲さんか、16 來りてかの農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし』人々これを聽きて言ふ『然はあらざれ』17 イエス彼らに目を注めて言ひ給ふ『されば「造家者らの棄てる石は、これぞ隅の首石となれる」と録されたるは何ぞや。18 凡そその石の上に倒るる者は碎け、又その石、人の上に倒るれば、その人を微塵にせん』19 此のとき學者・祭司長ら、イエスに手をかけんと思ひたれど、民を恐れたり。この譬の己どもを指して言ひ給へるを悟りしに因る。
John 15:1
1 我は眞の葡萄の樹、わが父は農夫なり。
Matthew 22:3
3 婚筵に招きおきたる人々を迎へんとて僕どもを遺ししに、來るを肯はず。
Mark 12:2-5
Matthew 5:12
12 喜びよろこべ、天にて汝らの報は大なり。汝等より前にありし預言者たちをも、斯く責めたりき。
Matthew 23:31-37
31 かく汝らは預言者を殺しし者の子たるを自ら證す。32 なんぢら己が先祖の桝目を充せ。33 蛇よ、蝮の裔よ、なんぢら爭でゲヘナの刑罰を避け得んや。34 この故に視よ、我なんぢらに預言者・智者・學者らを遣さんに、其の中の或者を殺し、十字架につけ、或者を汝らの會堂にて鞭うち、町より町に逐ひ苦しめん。35 之によりて義人アベルの血より、聖所と祭壇との間にて汝らが殺ししバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上にて流したる正しき血は、皆なんぢらに報い來らん。36 まことに汝らに告ぐ、これらの事はみな今の代に報い來るべし。37 ああエルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、遣されたる人々を石にて撃つ者よ、牝鷄のその雛を翼の下に集むるごとく、我なんぢの子どもを集めんとせしこと幾度ぞや、されど汝らは好まざりき。
Luke 13:33-34
Acts 7:52
52 汝らの先祖たちは預言者のうちの誰をか迫害せざりし。彼らは義人の來るを預じめ告げし者を殺し、汝らは今この義人を賣り、かつ殺す者となれり。
1 Thessalonians 2:15-16
Hebrews 11:36-37
Revelation 6:9
9 第五の封印を解き給ひたれば、曾て神の言のため、又その立てし證のために殺されし者の靈魂の祭壇の下に在るを見たり。
Matthew 22:4
4 復ほかの僕どもを遣すとて言ふ「招きたる人々に告げよ、視よ、晝餐は既に備りたり。我が牛も肥えたる畜も屠られて、凡ての物備りたれば、婚筵に來れと」
Matthew 3:17
17 また天より聲あり、曰く『これは我が愛しむ子、わが悦ぶ者なり』
Mark 12:6
6 なほ一人あり、即ち其の愛しむ子なり「わが子は敬ふならん」と言ひて、最後に之を遣ししに、
Luke 20:13
13 葡萄園の主いふ「われ何を爲さんか。我が愛しむ子を遣さん、或は之を敬ふなるべし」
John 1:18
18 未だ神を見し者なし、ただ父の懷裡にいます獨子の神のみ之を顯し給へり。
John 1:34
34 われ之を見て、その神の子たるを證せしなり』
John 3:16
16 それ神はその獨子を賜ふほどに世を愛し給へり、すべて彼を信ずる者の亡びずして、永遠の生命を得んためなり。
Hebrews 1:1-2
Matthew 2:13-16
Matthew 26:3-4
Matthew 27:1-2
Mark 12:7-8
Luke 20:14
14 農夫ども之を見て互に論じて言ふ「これは世嗣なり。いざ殺して其の嗣業を我らの物とせん」
John 11:47-53
Acts 4:27-28
Acts 5:24-28
Hebrews 1:2
2 この末の世には御子によりて、我らに語り給へり。神は曾て御子を立てて萬の物の世嗣となし、また御子によりて諸般の世界を造り給へり。
Matthew 26:50
50 イエス言ひたまふ『友よ、何とて來る』このとき人々すすみてイエスに手をかけて捕ふ。
Matthew 26:57
57 イエスを捕へたる者ども、學者・長老らの集り居る大祭司カヤパの許に曳きゆく。
Mark 14:46-53
Luke 22:52-54
John 18:12
12 ここにかの兵隊・千卒長・ユダヤ人の下役ども、イエスを捕へて縛り、
John 18:24
24 ここにアンナス、イエスを縛りたるままにて、大祭司カヤパの許に送れり。
Acts 2:23
23 この人は神の定め給ひし御旨と、預じめ知り給ふ所とによりて付されしが、汝ら不法の人の手をもて釘磔にして殺せり。
Acts 3:14-15
Acts 4:10
10 汝ら一同およびイスラエルの民みな知れ、この人の健かになりて汝らの前に立つは、ナザレのイエス・キリスト、即ち汝らが十字架に釘け、神が死人の中より甦へらせ給ひし者の名に頼ることを。
Acts 4:25-27
Acts 5:30
30 我らの先祖の神はイエスを起し給ひしに、汝らは之を木に懸けて殺したり。
Hebrews 13:11-13
James 5:6
6 汝らは正しき者を罪に定め、且これを殺せり、彼は汝らに抵抗することなし。
Mark 12:9
9 さらば葡萄園の主、なにを爲さんか、來りて農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし。
Luke 20:15-16
Hebrews 10:29
29 まして神の子を蹈みつけ、己が潔められし契約の血を潔からずとなし、恩惠の御靈を侮る者の受くべき罰の重きこと如何許とおもふか。
Matthew 3:12
12 手には箕を持ちて禾場をきよめ、その麥は倉に納め、殼は消えぬ火にて燒きつくさん』
Matthew 8:11-12
Matthew 21:43
43 この故に汝らに告ぐ、汝らは神の國をとられ、其の果を結ぶ國人は、之を與へらるべし。
Matthew 22:6-7
Matthew 23:35-38
Matthew 24:21-22
Luke 13:28-29
Luke 14:23-24
Luke 17:32-37
Luke 19:41-44
41 既に近づきたるとき、都を見やり、之がために泣きて言ひ給ふ、
Luke 21:22-24
Acts 13:46-48
Acts 15:7
7 多くの議論ありし後、ペテロ起ちて言ふ『兄弟たちよ、汝らの知るごとく、久しき前に神は、なんぢらの中より我を選び、わが口より異邦人に福音の言を聞かせ、之を信ぜしめんとし給へり。
Acts 18:6
6 然るに、彼ら之に逆ひかつ罵りたれば、パウロ衣を拂ひて言ふ『なんぢらの血は汝らの首に歸すべし、我はいさぎよし、今より異邦人に往かん』
Acts 28:8
8 ポプリオの父、熱と痢病とに罹りて臥し居たれば、パウロその許にいたり、祈りかつ手を按きて醫せり。
Acts 28:28
28 然れば汝ら知れ、神のこの救は異邦人に遣されたり、彼らは之を聽くべし』
Romans 9:1-11
1 我キリストに在りて眞をいひ虚僞を言はず、2 我に大なる憂あることと心に絶えざる痛あることとを、我が良心も聖靈によりて證す。3 もし我が兄弟わが骨肉の爲にならんには、我みづから詛はれてキリストに棄てらるるも亦ねがふ所なり。4 彼等はイスラエル人にして、彼らには神の子とせられたることと、榮光と、もろもろの契約と、授けられたる律法と、禮拜と、もろもろの約束とあり。5 先祖たちも彼等のものなり、肉によれば、キリストも彼等より出で給ひたり。キリストは萬物の上にあり、永遠に讃むべき神なり、アァメン。6 それ神の言は廢りたるに非ず。イスラエルより出づる者みなイスラエルなるに非ず。7 また彼等はアブラハムの裔なればとて皆その子たるに非ず『イサクより出づる者は、なんぢの裔と稱へらるベし』とあり。8 即ち肉の子らは神の子らにあらず、ただ約束の子等のみ其の裔と認めらるるなり。9 約束の御言は是なり、曰く『時ふたたび巡り來らば、我きたりてサラに男子あらん』と。10 然のみならず、レベカも我らの先祖イサク一人によりて孕りたる時、11 その子いまだ生れず、善も惡もなさぬ間に、神の選の御旨は動かず、
Romans 15:9-18
9 また異邦人も憐憫によりて神を崇めんためなり。録して『この故に、われ異邦人の中にて汝を讃めたたへ、又なんぢの名を謳はん』とあるが如し。10 また曰く『異邦人よ、主の民と共に喜べ』11 又いはく『もろもろの國人よ、主を讃め奉れ、もろもろの民よ、主を稱へ奉れ』12 又イザヤ言ふ『エツサイの萠薛生じ、異邦人を治むるもの興らん。異邦人は彼に望をおかん』13 願はくは希望の神、信仰より出づる凡ての喜悦と平安とを汝らに滿たしめ、聖靈の能力によりて希望を豐ならしめ給はんことを。14 わが兄弟よ、われは汝らが自ら善に滿ち、もろもろの知識に滿ちて互に訓戒し得ることを確く信ず。15 されど我なほ汝らに憶ひ出させん爲に、ここかしこ少しく憚らずして書きたる所あり、これ神の我に賜ひたる恩惠に因る。16 即ち異邦人のためにキリスト・イエスの仕人となり、神の福音につきて祭司の職をなす。これ異邦人の聖靈によりて潔められ、御心に適ふ献物とならん爲なり。17 されば、われ神の事につきては、キリスト・イエスによりて誇る所あり。18 我は、キリストの異邦人を服はせん爲に我を用ひて、言と業と、
1 Thessalonians 2:16
16 我らが異邦人に語りて救を得させんとするを拒み、神を悦ばせず、かつ萬民に逆ひ、かくして常に己が罪を充すなり。而して神の怒はかれらに臨みてその極に至れり。
Hebrews 2:3
3 我ら斯くのごとき大なる救を等閑にして爭でか遁るることを得ん。この救は初め主によりて語り給ひしものにして、聞きし者ども之を我らに確うし、
Hebrews 12:25
25 なんじら心して語りたまふ者を拒むな、もし地にて示し給ひし時これを拒みし者ども遁るる事なかりしならば、況して天より示し給ふとき、我ら之を退けて遁るることを得んや。
Mark 12:10-11
Luke 20:17-18
Acts 4:11
11 このイエスは汝ら造家者に輕しめられし石にして、隅の首石となりたるなり。
Acts 13:40-41
Romans 9:33
33 録して『視よ、我つまづく石さまたぐる岩をシオンに置く、之に依頼む者は辱しめられじ』とあるが如し。
Ephesians 2:20
20 汝らは使徒と預言者との基の上に建てられたる者にして、キリスト・イエス自らその隅の首石たり。
Ephesians 3:3-9
3 即ち我まへに簡單に書きおくりし如く、この奧義は默示にて我に示されたり。4 汝等これを讀みてキリストの奧義にかかはる我が悟を知ることを得べし。5 この奧義は、いま御靈によりて聖使徒と聖預言者とに顯されし如くに、前代には人の子らに示されざりき。6 即ち異邦人が福音によりキリスト・イエスに在りて共に世嗣となり、共に一體となり、共に約束に與る者となる事なり。7 我はその福音の役者とせらる。これ神の能力の活動に隨ひて我に賜ふ惠の賜物によるなり。8 我は凡ての聖徒のうちの最小き者よりも小き者なるに、キリストの測るべからざる富を異邦人に傳へ、9 また萬物を造り給ひし神のうちに、世々隱れたる奧義の經綸の如何なるもの乎をあらはす恩惠を賜はりたり。
1 Peter 2:4-8
Matthew 12:28
28 されど我もし神の靈によりて惡鬼を逐ひ出さば、神の國は既に汝らに到れるなり。
Matthew 21:41
41 かれら言ふ『その惡人どもを飽くまで滅し、果期におよびて果を納むる他の農夫どもに葡萄園を貸し與ふべし』
Luke 17:20-21
John 3:3
3 イエス答へて言ひ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人あらたに生れずば、神の國を見ること能はず』
John 3:5
5 イエス答へ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人は水と靈とによりて生れずば、神の國に入ること能はず、
1 Peter 2:9
9 されど汝らは選ばれたる族、王なる祭司・潔き國人・神に屬ける民なり、これ汝らを暗黒より召して、己の妙なる光に入れ給ひし者の譽を顯させん爲なり。
Matthew 26:24
24 人の子は己に就きて録されたる如く逝くなり。されど人の子を賣る者は禍害なるかな、その人は生れざりし方よかりしものを』
Matthew 27:25
25 民みな答へて言ふ『其の血は、我らと我らの子孫とに歸すべし』
Luke 20:18
18 凡そその石の上に倒るる者は碎け、又その石、人の上に倒るれば、その人を微塵にせん』
John 19:11
11 イエス答へ給ふ『なんぢ上より賜はらずば、我に對して何の權威もなし。この故に我をなんぢに付しし者の罪は更に大なり』
2 Corinthians 4:3-4
Hebrews 2:2-3
1 Peter 2:8
8 『つまづく石、礙ぐる岩』となるなり。彼らは服はぬに因りて御言に躓く。これは斯く定められたるなり。
Matthew 12:12
12 人は羊より優るること如何ばかりぞ。さらば安息日に善をなすは可し』
Luke 11:45
45 教法師の一人、答へて言ふ『師よ、斯かることを言ふは、我らをも辱しむるなり』
Matthew 21:11
11 群衆いふ『これガリラヤのナザレより出でたる預言者イエスなり』
Matthew 21:26
26 もし人よりと言はんか、人みなヨハネを預言者と認むれば、我らは群衆を恐る』
John 7:7
7 世は汝らを憎むこと能はねど我を憎む、我は世の所作の惡しきを證すればなり。
John 7:40-41
Acts 2:22
22 イスラエルの人々よ、これらの言を聽け。ナザレのイエスは、汝らの知るごとく、神かれに由りて汝らの中に行ひ給ひし能力ある業と不思議と徴とをもて、汝らに證し給へる人なり。