Japanese(i)
56 歸りて香料と香油とを備ふ。かくて誡命に遵ひて、安息日を休みたり。24 1 一週の初の日、朝まだき、女たち備へたる香料を携へて墓にゆく。 2 然るに石の既に墓より轉し除けあるを見、 3 内に入りたるに、主イエスの屍體を見ず、 4 これが爲に狼狽へをりしに、視よ、輝ける衣を著たる二人の人その傍らに立てり。 5 女たち懼れて面を地に伏せたれば、その二人の者いふ『なんぞ死にし者どもの中に生ける者を尋ぬるか。 6 彼は此處に在さず、甦へり給へり。尚ガリラヤに居給へるとき、如何に語り給ひしかを憶ひ出でよ。 7 即ち「人の子は必ず罪ある人の手に付され、十字架につけられ、かつ三日めに甦へるべし」と言ひ給へり』 8 ここに彼らその御言を憶ひ出で、 9 墓より歸りて、凡て此等のことを十一弟子および凡て他の弟子たちに告ぐ。 10 この女たちはマグダラのマリヤ、ヨハンナ及びヤコブの母マリヤなり、而して彼らと共に在りし他の女たちも、之を使徒たちに告げたり。 11 使徒たちは其の言を妄語と思ひて信ぜず。 12 [ペテロは起ちて墓に走りゆき、屈みて布のみあるを見、ありし事を怪しみつつ歸れり]