1 その頃バプテスマのヨハネ來り、ユダヤの荒野にて教を宣べて言ふ
Matthew 3:1 Cross References - Japanese
Matthew 3:8
8 さらば悔改に相應しき果を結べ。
Matthew 11:7
7 彼らの歸りたるをり、ヨハネの事を群衆に言ひ出でたまふ『なんぢら何を眺めんとて野に出でし、風にそよぐ葦なるか。
Matthew 11:11
11 誠に汝らに告ぐ、女の産みたる者のうち、バプテスマのヨハネより大なる者は起らざりき。されど天國にて小き者も、彼よりは大なり。
Matthew 14:2-14
2 侍臣どもに言ふ『これバプテスマのヨハネなり。かれ死人の中より甦へりたり、さればこそ此等の能力その内に働くなれ』3 ヘロデ先に、己が兄弟ピリポの妻ヘロデヤの爲にヨハネを捕へ、縛りて獄に入れたり。4 ヨハネ、ヘロデに『かの女を納るるは宜しからず』と言ひしに因る。5 かくてヘロデ、ヨハネを殺さんと思へど、群衆を懼れたり。群衆ヨハネを預言者とすればなり。6 然るにヘロデの誕生日に當り、ヘロデヤの娘その席上に舞をまひてヘロデを喜ばせたれば、7 ヘロデ之に何にても求むるままに與へんと誓へり。8 娘その母に唆かされて言ふ『バプテスマのヨハネの首を盆に載せてここに賜はれ』9 王憂ひたれど、その誓と席に在る者とに對して、之を與ふることを命じ、10 人を遣し獄にてヨハネの首を斬り、11 その首を盆にのせて持ち來らしめ、之を少女に與ふ。少女はこれを母に捧ぐ。12 ヨハネの弟子たち來り、屍體を取りて葬り、往きて、イエスに告ぐ。13 イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく。14 イエス出でて大なる群衆を見、これを憫みて、その病める者を醫し給へり。
Matthew 16:14
14 彼等いふ『或人はバプテスマのヨハネ、或人はエリヤ、或人はエレミヤ、また預言者の一人』
Matthew 17:12-13
Matthew 21:25-27
Matthew 21:32
32 それヨハネ義の道をもて來りしに、汝らは彼を信ぜず、取税人と遊女とは信じたり。然るに汝らは之を見し後も、なほ悔改めずして信ぜざりき。
Mark 1:3-8
Mark 1:15
15 『時は滿てり、神の國は近づけり、汝ら悔改めて福音を信ぜよ』
Mark 6:16-29
16 ヘロデ聞きて言ふ『わが首斬りしヨハネ、かれ甦へりたるなり』17 ヘロデ先にその娶りたる己が兄弟ピリポの妻ヘロデヤの爲に、みづから人を遣し、ヨハネを捕へて獄に繋げり。18 ヨハネ、ヘロデに『その兄弟の妻を納るるは宣しからず』と言へるに因る。19 ヘロデヤ、ヨハネを怨みて殺さんと思へど能はず。20 それはヘロデ、ヨハネの義にして聖なる人たるを知りて、之を畏れ、之を護り、且つその教をききて、大に惱みつつも、なほ喜びて聽きたる故なり。21 然るに機よき日來れり。ヘロデ己が誕生日に、大臣・將校・ガリラヤの貴人たちを招きて饗宴せしに、22 かのヘロデヤの娘いり來りて、舞をまひ、ヘロデと其の席に列れる者とを喜ばしむ。王、少女に言ふ『何にても欲しく思ふものを求めよ、我あたへん』23 また誓ひて言ふ『なんぢ求めば、我が國の半までも與へん』24 娘いでて母にいふ『何を求むべきか』母いふ『バプテスマのヨハネの首を』25 娘ただちに急ぎて王の許に入りきたり、求めて言ふ『ねがはくは、バプテスマのヨハネの首を盆に載せて速かに賜はれ』26 王いたく憂ひたれど、その誓と席に在る者とに對して拒むことを好まず、27 直ちに衞兵を遣し、之にヨハネの首を持ち來ることを命ず、衞兵ゆきて、獄にてヨハネを首斬り、28 その首を盆にのせ、持ち來りて少女に與ふ、少女これを母に與ふ。29 ヨハネの弟子たち聞きて來り、その屍體を取りて墓に納めたり。
Luke 1:13-17
Luke 1:76
76 幼兒よ、なんぢは至高者の預言者と稱へられん。これ主の御前に先だちゆきて、其の道を備へ、
Luke 3:1-20
1 テベリオ・カイザル在位の十五年、ポンテオ・ピラトはユダヤの總督、ヘロデはガリラヤ分封の國守、その兄弟ピリポはイツリヤ及びテラコニテの地の分封の國守、ルサニヤはアビレネ分封の國守たり、2 アンナスとカヤパとは大祭司たりしとき、神の言、荒野にてザカリヤの子ヨハネに臨む。3 かくてヨルダン河の邊なる四方の地にゆき、罪の赦を得さする悔改のバプテスマを宣傳ふ。4 預言者イザヤの言の書に『荒野に呼はる者の聲す。「主の道を備へ、その路すじを直くせよ。5 諸の谷は埋められ、諸の山と岡とは平げられ、曲りたるは直く、嶮しきは坦かなる路となり、6 人みな神の救を見ん」』と録されたるが如し。7 さてヨハネ、バプテスマを受けんとて出できたる群衆にいふ『蝮の裔よ、誰が汝らに、來らんとする御怒を避くべき事を示したるぞ。8 さらば悔改に相應しき果を結べ。なんぢら「我らの父にアブラハムあり」と心のうちに言ひ始むな。我なんぢらに告ぐ、神はよく此らの石よりアブラハムの子等を起し得給ふなり。9 斧ははや樹の根に置かる。されば凡て善き果を結ばぬ樹は、伐られて火に投げ入れらるべし』10 群衆ヨハネに問ひて言ふ『さらば我ら何を爲すべきか』11 答へて言ふ『二つの下衣をもつ者は、有たぬ者に分け與へよ。食物を有つ者もまた然せよ』12 取税人もバプテスマを受けんとて來りて言ふ『師よ、我ら何を爲すべきか』13 答へて言ふ『定りたるものの外、なにをも促るな』14 兵卒もまた問ひて言ふ『我らは何を爲すべきか』答へて言ふ『人を劫かし、また誣ひ訴ふな、己が給料をもて足れりとせよ』15 民、待ち望みゐたれば、みな心の中にヨハネをキリストならんかと論ぜしに、16 ヨハネ凡ての人に答へて言ふ『我は水にて汝らにバプテスマを施す、されど我よりも能力ある者きたらん、我はその鞋の紐を解くにも足らず。彼は聖靈と火とにて汝らにバプテスマを施さん。17 手には箕を持ちたまふ。禾場をきよめ、麥を倉に納めんとてなり。而して殼は消えぬ火にて焚きつくさん』18 ヨハネこの他なほ、さまざまの勸をなして、民に福音を宣傳ふ。19 然るに國守ヘロデ、その兄弟の妻ヘロデヤの事につき、又その行ひたる凡ての惡しき事につきて、ヨハネに責められたれば、20 更に復一つの惡しき事を加へて、ヨハネを獄に閉ぢこめたり。
Luke 7:24
24 ヨハネの使の去りたる後、ヨハネの事を群衆に言ひいで給ふ『なんぢら何を眺めんとて野に出でし、風にそよぐ葦なるか。
John 1:6-8
John 1:15-36
15 ヨハネ彼につきて證をなし、呼はりて言ふ『「わが後にきたる者は我に勝れり、我より前にありし故なり」と、我が曾ていへるは此の人なり』16 我らは皆その充ち滿ちたる中より受けて、恩惠に恩惠を加へらる。17 律法はモーセによりて與へられ、恩惠と眞理とはイエス・キリストによりて來れるなり。18 未だ神を見し者なし、ただ父の懷裡にいます獨子の神のみ之を顯し給へり。19 さてユダヤ人、エルサレムより祭司とレビ人とをヨハネの許に遣して『なんぢは誰なるか』と問はせし時、ヨハネの證はかくのごとし。20 乃ち言ひあらはして諱まず『我はキリストにあらず』と言ひあらはせり。21 また問ふ『さらば何、エリヤなるか』答ふ『然らず』問ふ『かの預言者なるか』答ふ『いな』22 ここに彼ら言ふ『なんぢは誰なるか、我らを遣しし人々に答へ得るやうにせよ、なんぢ己につきて何と言ふか』23 答へて言ふ『我は預言者イザヤの云へるが如く「主の道を直くせよと、荒野に呼はる者の聲」なり』24 かの遣されたる者はパリサイ人なりき。25 また問ひて言ふ『なんぢ若しキリストに非ず、またエリヤにも、かの預言者にも非ずば、何故バプテスマを施すか』26 ヨハネ答へて言ふ『我は水にてバプテスマを施す。なんじらの中に汝らの知らぬもの一人たてり。27 即ち我が後にきたる者なり、我はその鞋の紐を解くにも足らず』28 これらの事は、ヨハネのバプテスマを施しゐたりしヨルダンの向なるベタニヤにてありしなり。29 明くる日ヨハネ、イエスの己が許にきたり給ふを見ていふ『視よ、これぞ世の罪を除く神の羔羊。30 われ曾て「わが後に來る人あり、我にまされり、我より前にありし故なり」と云ひしは此の人なり。31 我もと彼を知らざりき。然れど彼のイスラエルに顯れんために、我きたりて水にてバプテスマを施すなり』32 ヨハネまた證をなして言ふ『われ見しに、御靈鴿のごとく天より降りて、その上に止れり。33 我もと彼を知らざりき。されど我を遣し水にてバプテスマを施させ給ふもの、我に告げて「なんぢ御靈くだりて或人の上に止るを見ん、これぞ聖靈にてバプテスマを施す者なる」といひ給へり。34 われ之を見て、その神の子たるを證せしなり』35 明くる日ヨハネまた二人の弟子とともに立ちて、36 イエスの歩み給ふを見ていふ『視よ、これぞ神の羔羊』
John 3:27-36
27 ヨハネ答へて言ふ『人は天より與へられずば、何をも受くること能はず。28 「我はキリストにあらず」唯「その前に遣されたる者なり」と我が言ひしことに就きて證する者は汝らなり。29 新婦をもつ者は新郎なり、新郎の友は、立ちて新郎の聲をきくとき大に喜ぶ、この我が勸喜いま滿ちたり。30 彼は必ず盛になり、我は衰ふべし』31 上より來るものは凡ての物の上にあり、地より出づるものは地の者にして、その語ることも地の事なり。天より來るものは凡ての物の上にあり。32 彼その見しところ聞きしところを證したまふに、誰もその證を受けず。33 その證を受くる者は、印して神を眞なりとす。34 神の遣し給ひし者は神の言をかたる、神、御靈を賜ひて量りなければなり。35 父は御子を愛し、萬物をその手に委ね給へり。36 御子を信ずる者は永遠の生命をもち、御子に從はぬ者は生命を見ず、反つて神の怒その上に止るなり。
Acts 1:22
22 即ちヨハネのバプテスマより始り、我らを離れて擧げられ給ひし日に至るまで、常に我らと偕に在りし此の人々のうち一人、われらと共に主の復活の證人となるべきなり』