Luke 19:34-44

Japanese(i) 34 答へて言ふ『主の用なり』 35 かくて驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上にかけて、イエスを乘せたり。 36 その往き給ふとき、人々おのが衣を途に敷く。 37 オリブ山の下りあたりまで近づき來り給へば、群れゐる弟子たち皆喜びて、その見しところの能力ある御業につき、聲高らかに神を讃美して言ひ始む、 38 『讃むべきかな、主の名によりて來る王。天には平和、至高き處には榮光あれ』 39 群衆のうちの或パリサイ人ら、イエスに言ふ『師よ、なんぢの弟子たちを禁めよ』 40 答へて言ひ給ふ『われ汝らに告ぐ、此のともがら默さば、石叫ぶべし』 41 既に近づきたるとき、都を見やり、之がために泣きて言ひ給ふ、 42 『ああ汝、なんぢも若しこの日の間に、平和にかかはる事を知りたらんにはされど今なんぢの目に隱れたり。 43 日きたりて敵なんぢの周圍に壘をきづき、汝を取圍みて四方より攻め、 44 汝とその内にある子らとを地に打倒し、一つの石をも石の上に遣さざるべし。なんぢ眷顧の時を知らざりしに因る』