Hebrews 1:2 Cross References - Japanese

² この末の世には御子によりて、我らに語り給へり。神は曾て御子を立てて萬の物の世嗣となし、また御子によりて諸般の世界を造り給へり。

¹⁷ また天より聲あり、曰く『これは我が愛しむ子、わが悦ぶ者なり』

⁵ 彼なほ語りをるとき、視よ、光れる雲かれらを覆ふ。また雲より聲あり、曰く『これは我が愛しむ子、わが悦ぶ者なり、汝ら之に聽け』

³⁸ 農夫ども此の子を見て互に言ふ「これは世嗣なり、いざ殺して、その嗣業を取らん」

⁶³ されどイエス默し居給ひたれば、大祭司いふ『われ汝に命ず、活ける神に誓ひて我らに告げよ、汝はキリスト、神の子なるか』

¹⁸ イエス進みきたり、彼らに語りて言ひたまふ『我は天にても地にても一切の權を與へられたり。

¹ 神の子イエス、キリストの福音の始。

⁶ なほ一人あり、即ち其の愛しむ子なり「わが子は敬ふならん」と言ひて、最後に之を遣ししに、

³ 萬の物これに由りて成り、成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし。

¹⁴ 言は肉體となりて我らの中に宿りたまへり、我らその榮光を見たり、實に父の獨子の榮光にして、恩惠と眞理とにて滿てり。

¹⁷ 律法はモーセによりて與へられ、恩惠と眞理とはイエス・キリストによりて來れるなり。¹⁸ 未だ神を見し者なし、ただ父の懷裡にいます獨子の神のみ之を顯し給へり。

¹⁶ それ神はその獨子を賜ふほどに世を愛し給へり、すべて彼を信ずる者の亡びずして、永遠の生命を得んためなり。

²⁵ ここにヨハネの弟子たちと一人のユダヤ人との間に、潔につきて論起りたれば、

³ イエス父が萬物をおのが手にゆだね給ひしことと、己の神より出でて神に到ることを知り、

¹⁵ 今よりのち我なんぢらを僕といはず、僕は主人のなす事を知らざるなり。我なんぢらを友と呼べり、我が父に聽きし凡てのことを汝らに知らせたればなり。

¹⁵ すべて父の有ち給ふものは我がものなり、此の故に我がものを受けて汝らに示さんと云へるなり。

² 汝より賜はりし凡ての者に、永遠の生命を與へしめんとて、萬民を治むる權威を子に賜ひたればなり。

¹⁷ 「神いひ給はく、末の世に至りて、我が靈を凡ての人に注がん。汝らの子女は預言し、汝らの若者は幻影を見、なんぢらの老人は夢を見るべし。

³⁶ 神はイエス・キリスト（これ萬民の主）によりて平和の福音をのべ、イスラエルの子孫に言をおくり給へり。

⁴ 潔き靈によれば、死人の復活により大能をもて神の子と定められ給へり、即ち我らの主イエス・キリストなり。

¹⁷ もし子たらば世嗣たらん、神の嗣子にしてキリストと共に世嗣たるなり。これはキリストとともに榮光を受けん爲に、その苦難をも共に受くるに因る。

⁶ 我らには父なる唯一の神あるのみ、萬物これより出で、我らも亦これに歸す。また唯一の主イエス・キリストあるのみ、萬物これに由り、我らも亦これに由れり。

²⁵ 彼は凡ての敵をその足の下に置き給ふまで、王たらざるを得ざるなり。²⁶ 最後の敵なる死もまた亡されん。²⁷ 『神は萬の物を彼の足の下に服はせ給ひ』たればなり。萬の物を彼に服はせたりと宣ふときは、萬の物を服はせ給ひし者のその中になきこと明かなり。

⁴ されど時滿つるに及びては、神その御子を遣し、これを女より生れしめ、律法の下に生れしめ給へり。

¹⁰ 即ち時滿ちて經綸にしたがひ、天に在るもの地にあるものを、悉とくキリストに在りて一つに歸せしめ給ふ。これ自ら定め給ひし所なり。

²⁰ 神はその大能をキリストのうちに働かせて、之を死人の中より甦へらせ、天の所にて己の右に坐せしめ、²¹ もろもろの政治・權威・能力・支配、また啻に此の世のみならず、來らんとする世にも稱ふる凡ての名の上に置き、²² 萬の物をその足の下に服はせ、彼を萬の物の上に首として教會に與へ給へり。²³ この教會は彼の體にして、萬の物をもて萬の物に滿し給ふ者の滿つる所なり。

⁹ また萬物を造り給ひし神のうちに、世々隱れたる奧義の經綸の如何なるもの乎をあらはす恩惠を賜はりたり。

⁹ この故に神は彼を高く上げて、之に諸般の名にまさる名を賜ひたり。¹⁰ これ天に在るもの、地に在るもの、地の下にあるもの、悉とくイエスの名によりて膝を屈め、¹¹ 且もろもろの舌の『イエス・キリストは主なり』と言ひあらはして、榮光を父なる神に歸せん爲なり。

¹⁶ 萬の物は彼によりて造らる、天に在るもの、地に在るもの、見ゆるもの、見えぬもの、或は位、あるひは支配、あるひは政治、あるひは權威、みな彼によりて造られ、彼のために造られたればなり。¹⁷ 彼は萬の物より先にあり、萬の物は彼によりて保つことを得るなり。¹⁸ 而して彼はその體なる教會の首なり、彼は始にして死人の中より最先に生れ給ひし者なり。これ凡ての事に就きて長とならん爲なり。

⁵ 神は孰の御使に曾て斯くは言ひ給ひしぞ『なんぢは我が子なり、われ今日なんぢを生めり』と。また『われ彼の父となり、彼わが子とならん』と。

⁸ されど御子に就きては『神よ、なんじの御座は世々限りなく、汝の國の杖は正しき杖なり。

³ 我ら斯くのごとき大なる救を等閑にして爭でか遁るることを得ん。この救は初め主によりて語り給ひしものにして、聞きし者ども之を我らに確うし、

⁸ 萬の物をその足の下の服はせ給へり』と。既に萬の物を之に服はせ給ひたれば、服はぬものは一つだに殘さるる事なし。されど今もなほ我らは萬の物の之に服ひたるを見ず。⁹ ただ御使よりも少しく卑くせられしイエスの、死の苦難を受くるによりて榮光と尊貴とを冠らせられ給へるを見る。これ神の恩惠によりて萬民のために死を味ひ給はんとてなり。

⁸ 彼は御子なれど、受けし所の苦難によりて從順を學び、

³ 父なく、母なく、系圖なく、齡の始なく、生命の終なく、神の子の如くにして限りなく祭司たり。

²⁶ もし然らずば世の創より以來しばしば苦難を受け給ふべきなり。然れど今、世の季にいたり己を犧牲となして罪を除かんために一たび現れたまへり。

³ 信仰によりて我等は、もろもろの世界の神の言にて造られ、見ゆる物の顯るる物より成らざるを悟る。

²⁰ 彼は世の創の前より預じめ知られたまひしが、この末の世に現れ給へり。

³ 汝等まづ知れ、末の世には嘲る者嘲笑をもて來り、おのが慾に隨ひて歩み、

¹⁸ 即ち汝らに曰らく『末の時に嘲る者おこり、己が不敬虔なる慾に隨ひて歩まん』と。