1 イエス譬をもて彼らに語り出で給ふ『ある人、葡萄園を造り、籬を環らし、酒槽の穴を掘り、櫓をたて、農夫どもに貸して、遠く旅立せり。
Mark 12:1 Cross References - Japanese
Matthew 13:10-15
Matthew 13:34-35
Matthew 21:28-22:14
28 なんぢら如何に思ふか、或人ふたりの子ありしが、その兄にゆきて言ふ「子よ、今日、葡萄園に往きて働け」
Matthew 25:14
14 また或人とほく旅立せんとして、其の僕どもを呼び、之に己が所有を預くるが如し。
Mark 4:2
2 譬にて數多の事ををしへ、教の中に言ひたまふ、
Mark 4:11-13
Mark 4:33-34
Mark 12:1-12
1 イエス譬をもて彼らに語り出で給ふ『ある人、葡萄園を造り、籬を環らし、酒槽の穴を掘り、櫓をたて、農夫どもに貸して、遠く旅立せり。2 時いたりて農夫より葡萄園の所得を受取らんとて、僕をその許に遣ししに、3 彼ら之を執へて打ちたたき、空手にて歸らしめたり。4 又ほかの僕を遣ししに、その首に傷つけ、かつ辱しめたり。5 また他の者を遣ししに、之を殺したり。又ほかの多くの僕をも、或は打ち或は殺したり。6 なほ一人あり、即ち其の愛しむ子なり「わが子は敬ふならん」と言ひて、最後に之を遣ししに、7 かの農夫ども互に言ふ「これは世嗣なり、いざ之を殺さん、さらばその嗣業は、我らのものとなるべし」8 乃ち執へて之を殺し、葡萄園の外に投げ棄てたり。9 さらば葡萄園の主、なにを爲さんか、來りて農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし。10 汝ら聖書に「造家者らの棄てたる石は、これぞ隅の首石となれる。11 これ主によりて成れるにて、我らの目には奇しきなり」とある句をすら讀まぬか』12 ここに彼等イエスを執へんと思ひたれど、群衆を恐れたり、この譬の己らを指して言ひ給へるを悟りしに因る。遂にイエスを離れて去り往けり。
Mark 13:34
34 例へば家を出づる時、その僕どもに權を委ねて、各自の務を定め、更に門守に、目を覺しをれと命じ置きて、遠く旅立したる人のごとし。
Luke 8:10
10 イエス言ひ給ふ『なんぢらは神の國の奧義を知ることを許されたれど、他の者は譬にてせらる。彼らの見て見ず、聞きて悟らぬ爲なり。
Luke 13:6-9
Luke 15:13
13 幾日も經ぬに、弟おのが物をことごとく集めて、遠國にゆき、其處にて放蕩にその財産を散せり。
Luke 19:12
12 乃ち言ひたまふ『或貴人、王の權を受けて歸らんとて遠き國へ往くとき、
Luke 20:9-19
9 かくて次の譬を民に語りいで給ふ『ある人、葡萄園を造りて農夫どもに貸し、遠く旅立して久しくなりぬ。10 時至りて、葡萄園の所得を納めしめんとて、一人の僕を農夫の許に遣ししに、農夫ども之を打ちたたき、空手にて歸らしめたり。11 又ほかの僕を遣ししに、之をも打ちたたき、辱しめ、空手にて歸らしめたり。12 なほ三度めの者を遣ししに、之をも傷つけて逐ひ出したり。13 葡萄園の主いふ「われ何を爲さんか。我が愛しむ子を遣さん、或は之を敬ふなるべし」14 農夫ども之を見て互に論じて言ふ「これは世嗣なり。いざ殺して其の嗣業を我らの物とせん」15 かくてこれを葡萄園の外に逐ひ出して殺せり。さらば葡萄園の主かれらに何を爲さんか、16 來りてかの農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし』人々これを聽きて言ふ『然はあらざれ』17 イエス彼らに目を注めて言ひ給ふ『されば「造家者らの棄てる石は、これぞ隅の首石となれる」と録されたるは何ぞや。18 凡そその石の上に倒るる者は碎け、又その石、人の上に倒るれば、その人を微塵にせん』19 此のとき學者・祭司長ら、イエスに手をかけんと思ひたれど、民を恐れたり。この譬の己どもを指して言ひ給へるを悟りしに因る。
Luke 22:9
9 彼ら言ふ『何處に備ふることを望み給ふか』
John 15:1-8
1 我は眞の葡萄の樹、わが父は農夫なり。2 おほよそ我にありて果を結ばぬ枝は、父これを除き、果を結ぶものは、いよいよ果を結ばせん爲に之を潔めたまふ。3 汝らは既に潔し、わが語りたる言に因りてなり。4 我に居れ、さらば我なんぢらに居らん。枝もし樹に居らずば、自ら果を結ぶこと能はぬごとく、汝らも我に居らずば亦然り。5 我は葡萄の樹、なんぢらは枝なり。人もし我にをり、我また彼にをらば、多くの果を結ぶべし。汝ら我を離るれば、何事をも爲し能はず。6 人もし我に居らずば、枝のごとく外に棄てられて枯る、人々これを集め火に投げ入れて燒くなり。7 汝等もし我に居り、わが言なんぢらに居らば、何にても望に隨ひて求めよ、さらば成らん。8 なんぢら多くの果を結ばば、わが父は榮光を受け給ふべし、而して汝等わが弟子とならん。
Acts 7:38
38 彼はシナイ山にて語りし御使および我らの先祖たちと偕に荒野なる集會に在りて汝らに與へん爲に生ける御言を授りし人なり。
Acts 7:46-47
Romans 3:1-2
Romans 9:4-5
Romans 11:17-24
17 若しオリブの幾許の枝きり落されて野のオリブなる汝、その中に接がれ、共にその樹の液汁ある根に與らば、18 かの枝に對ひて誇るな、たとひ誇るとも汝は根を支へず、根は反つて汝を支ふるなり。19 なんぢ或は言はん『枝の折られしは我が接がれん爲なり』と。20 實に然り、彼らは不信によりて折られ、汝は信仰によりて立てるなり、高ぶりたる思をもたず、反つて懼れよ。21 もし神、原樹の枝を惜み給はざりしならば、汝をも惜み給はじ。22 神の仁慈と、その嚴肅とを見よ。嚴肅は倒れし者にあり、仁慈はその仁慈に止る汝にあり、若しその仁慈に止らずば、汝も切り取らるベし。23 彼らも若し不信に止らずば、接がるることあらん、神は再び彼らを接ぎ得給ふなり。24 なんぢ生來の野のオリブより切り取られ、その生來に悖りて善きオリブに接がれたらんには、まして原樹のままなる枝は己がオリブに接がれざらんや。