Hebrews 6:10-19

Japanese(i) 10 神は不義に在さねば、汝らの勤勞と、前に聖徒につかへ、今もなほ之に事へて御名のために顯したる愛とを忘れ給ふことなし。 11 我らは汝等がおのおの終まで前と同じ勵みをあらはして全き望を保ち、 12 怠ることなく、信仰と耐忍とをもて約束を嗣ぐ人々に效はんことを求む。 13 それ神はアブラハムに約し給ふとき、指して誓ふべき己より大なる者なき故に、己を指して誓ひて言ひ給へり、 14 『われ必ず、なんぢを惠み惠まん、なんぢを殖し殖さん』と、 15 斯くの如くアブラハムは耐へ忍びて約束のものを得たり。 16 おほよそ人は己より大なる者を指して誓ふ、その誓はすべての爭論を罷むる保證たり。 17 この故に神は約束を嗣ぐ者に御旨の變らぬことを充分に示さんと欲して誓を加へ給へり。 18 これ神のること能はぬ二つの變らぬものによりて、己の前に置かれたる希望を捉へんとて遁れたる我らに強き奨勵を與へん爲なり。 19 この希望は我らの靈魂の錨のごとく安全にして動かず、かつ幔の内に入る。